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[R18][SakaUra] お前のものって わからせて

Author: 玲奈

Link: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21635525

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Attention
本作品は、腐向けのnmmn作品となっております。
また実在する歌い手様のお名前をお借りしていますが、ご本人様と関係は全くございません。

無断転載や誹謗中傷などはお控えください。

上記の注意事項をご理解していただいたうえで、お進みくださいませ。

本作品は年齢制限作品となっております。18歳以下、高校生の閲覧はご遠慮ください。
また、♡喘ぎ、濁点喘ぎの表現がありますので苦手な方はご遠慮いただくようお願いいたします。

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スマホがあるから時計はいいやって、そんなこと決めたのはどっちだっけ。今だけはその選択に死ぬほど後悔している。スマホがない時を想定していなかった馬鹿だった、と。

はーっと吐き出す息は、熱が籠っていて熱い。肌と直でシーツが触れ合うせいで、それすらも擽ったい。頭の中では擽ったいことにしているけど、本当はちょっとだけ、ほんのちょっとだけ気持ちいい。そうやって誤魔化して、どれくらいだろう。

「...っ、くそ...」

寝室のベッドの上で、何も身に纏わずに放置されている。それだけなら勝手に寝てろって話なんだけど。
まぁ俺の彼氏様が何もせずに放置していくわけなんてなかった。

まず、胸...乳首には痒み薬が塗られていた。まぁこいつが効果テキメンで、死ぬほど痒い。坂田曰く弱めですぐに効果が切れる痒み薬だということだけど、そんなのは関係ないのだ。坂田と付き合い始めてから開発された胸は、ちょっとの刺激でも快感を拾うように変化してしまっている。

それから足には暴れて逃げられないように足枷を。そこそこの長さがある鎖は、ベッドの支柱に括り付けられていた。さらには、最後に離れる直前に激しく口内を荒らすディープキスをかましてきた。

「んー、そのうち様子見に来るわ。それまで、自分でオナニーせずに、ええ子で待ってられるよな?」

大きな手で顎を掬われて、あのまん丸の目をすっと細めた坂田に対して何を言うことも出来ずに、大人しくベッドに括り付けられているわけである。

「...ぁ、ん......っ、ふぅ゛...!!」

せめてもの優しさだったのか、適温になるように寝室のクーラーを稼働させてくれていたものの、その風すらも胸を掠めてくる。ひりひりと刺激を受ける胸に嫌気がさしながらも、本気で拒否できないあたりが俺も同罪なんだろうな、なんて。

「ぃ゛っ、はぁ......っ!...んぁっ!.........かゆ゛ぃ...っ!...さか...ぁ」

ぴりぴりと痒みを主張する乳首は既に痛いほどに腫れ上がっている。もちろん開発された胸のせいで、下半身だって勃ちあがっているのに坂田の言葉が頭の中で反駁して手を伸ばすことすらできない。
少しでもこの刺激を抑えたくて、両手でぎゅっと体を押さえつけるように抱きしめた。

もう、なんでもいいんだって。
助けてよ、坂田。

痛いやら痒いやら気持ちいいで馬鹿になった体は、ぽろぽろと熱い涙を流すことしか出来ない。
ギシギシと音が聞こえるくらいにベッドを軋ませて、シーツに体を大袈裟擦り付けながら、頬に伝う涙に体を跳ねさせていた時だった。

「......うーらさんっ♡」

「んぁっ?!」

耳に甘くてどろどろした声が流れ込む。俺が会いたくて、待って待ちわびた声。ぎゅっと両腕で抱きしめていた身体がびくりと跳ねる。

「いつ帰ってくるかわからんの、待つのきもちかった?ぐしゃぐしゃやん」

「さ、さかた、...っ、はぁっ♡」

「なぁに、うらさん?」

「たすけ、たすけて...っ、かゆ、かゆいっ、いだい゛......っ!」

縋り付くように、枕元に肘をついて座っている坂田に必死に手を伸ばす。楽しそうに乾いた笑いを漏らした坂田は、俺の伸ばした手をぎゅっと絡めとって、頭の横に押し付ける。

「もう...うらさんを虐めてんのも俺ってわかって言うてる?」

返事は薄い唇に食まれることで飲み込まれた。キスされてる、なんて頭が理解しようとした時には乱暴に舌が侵入してきて、口内をぐちゃぐちゃに掻き乱していく。
坂田の舌は先が尖っていない分、舌先で弄られる範囲が広い。そんな舌で上顎なんてちろちろと責められたら。あぁもうそんなん。

「ん...っ、ぅ、......ん!んっ...!」

丁寧さとか、テクニックとかなんにも関係なくて、ぐちゃぐちゃに口の中を乱されるのが、とんでもなく気持ちいい。坂田が好きなように乱して、俺のペースなんて置いてけぼりなのがすき。

「目ぇ溶けてるやん。もー、ぼろぼろ泣いちゃって」

「...っ、おまえの、っせいだろ!」

「んー?気持ちぃのに弱いのはうらさんでしょ」

俺が必死に肩で息をしているというのに、ケロッとした顔をして俺に馬乗りになる。熱で溶かされた視界で見える坂田の顔は、なんかもう意地悪してやるぞーって、いじめちゃうぞーって、楽しんでるワルイ顔。でもそれが好きな俺も大概で。

「ベッドも動いとるし、もー、どんだけ暴れてたんよ...」

「しら、ないっ、」

直すのは後でいっか、なんて言いながら俺を頭から足先までゆっくり見下ろしてにこり、と微笑む。

「ちゃぁんといい子で待てたうらさんには、ごほーび♡......こっち見て?」

あまりにも綺麗な顔がゆっくり近づいてくるものだから、反射的に目を瞑る。さっきされたぐちゃぐちゃのキスが瞼の内側で再生されていたのに、実際はおでこに柔い感覚。思わず目を開くとまん丸の黒目とかち合った。

「あは、唇にちゅーもらえると思った?」

「...ちがっ」

「そんな期待した顔されたらぞくぞくしちゃうやん。じゃあオネダリしてよ、オネダリ」

期待した顔なんてしてねぇわバカ、って反論したい。でも、口にキスしてもらえるって思ってたから頭で考えられるのはそれだけ。
放置された後に恋人サマからのキスの1つや2つ、違う、いっぱいあっても良くない?

心の中で悪態をついたとて、こうなった坂田はこっちからお願いしないと絶対に何もしてくれない。それはこれまでの意地悪坂田さんで経験済み。

「きす、して......っ」

「どこに?」

「ばか、口にしろっ......!」

自分から坂田に何かをねだる行為は得意では無い。普段は俺の方が主導権を握っているのに、行為中は坂田にペースも主導権を奪われてしまうから。

それに、坂田の方が優位なんだって気づいちゃうから。でも、それが気持ちいいなんて絶対言ってやんない。

「んふ、そんなに欲しいん?しゃーないなぁ...
息止まるまでちゅー、しちゃおっか」

輪郭をなぞるようにするりと頬を撫でられたと思うと、耳にその大きな手が当てられる。
あ、これまずい、なんて思う前にちぅ、と可愛いリップ音が寝室に響いた。

「舌出して?」

言われるがままにべーっと控えめに舌を出す。何となく舌がひんやりと感じて自分の口内の熱さを思い知った。

「そ、じょーず。そのまま俺のとくっつけれる?」

坂田も同じように覗かせた赤い舌にむけて、自分の舌を伸ばす。つん、と触れ合っただけで何となく気恥ずかしくなって、舌を引っ込めようとするけれど、元々キスをねだったのは自分だし。

もう一度恐る恐る舌の先端を彼の舌とくっつけると、坂田のそれがゆっくりと動き始めた。彼の舌は俺よりもずっと熱くて、その熱が移っていくみたい。舌の回りをなぞるように動いて、ぺろぺろと舐められる。
ぴくぴくと舌と唇が震えてしまうのは、ずっと舌を出しているからなのか、それとも気持ちいいからなのか。

「はぁっ......ん、ぅぅ......」

舌を出しているせいで開きっぱなしの口からは、すぐに声が漏れてしまう。軽く抑えられている耳のせいで、自分の声が脳内に反響する。

舌を舐められているだけでこんなの、恥ずかしい......!

そう思っていると手が少し後ろに回って後頭部をがっと抑えられた。勢いのままに坂田の舌が俺の口内に入って、今度はねっとりと歯をひとつひとつ辿るように動く。

「んっ、ぅっ〜......!」

最初はキスで声を漏らすことすら恥ずかしくてダメになっちゃいそうだったのに、今じゃそんなことも考えられないほどに気持ちいい。

「ん、んっ!!......ッ!」

くるしい、息が出来なくなっちゃう、と胸をどんどんと叩くと、じゅっと舌先を吸われてから解放された。酸素がどっと入ってきて、大慌てで呼吸をする。
大袈裟に体が呼吸を始めたせいで、足までもバタバタと暴れて鎖が揺れる。

「坂田......その、」

「ん?もっかいちゅーしとく?」

「ちがくて。足の...」

かしゃかしゃと足を揺らして足枷を見せる。鎖はベッドの上では十分な長さがあるから、消して体の動きが制限されているわけではない。

「...ん?足のやつ?
逃げへんのはわかっとるけど、この方が興奮するでしょ、うらさん」

「〜〜ッ?!」

ぼんっ、と顔が熱くなった。
もうどっからどうやってもご名答。そうだよ、お前に行動制限させられたりすんの、押さえつけられてえっちすんの好きだよ。バカ。

何も言い返せない俺を見て満足気に微笑んだ坂田は、今度はあっち向いて、なんて顔を横に倒してくる。何をしてくるんだと思っていると、耳元にふーっと熱い息がかかった。

「ひぃっ?!」

鼓膜に直接注ぎ込まれたような、熱い吐息。それから指で耳をなぞったと思えば、ねっとりと生暖かいものが耳に触れた。

「やだっ、やだやだっ、汚い...、からっ!」

「んー?でもうらさん、耳好きやろ?」

ぴちゃぴちゃという水音が耳元で響いて、思考回路がぐるぐると回って考え事もできない。やだやだ、と逃げようとしても体をがっしりと押さえつけられてしまえば逃げられないし、足の鎖はかしゃかしゃと音を立てる。

「はぁ、ぅ、や、だめっ、だめだめっ!」

「まだ胸もちんこも触ってないのにイッちゃうん?そんなんでちゃんと俺とえっちできる?」

「...っ、できる、でき、ます......!」

びくびくと震え始めた俺の体を見て、坂田が楽しそうに笑つ。

ちがうの、だって。そうやって反論したくても、今の俺じゃ言い返されるのだってわかってる。全部坂田に言いくるめられて良いようにされちゃうんだ。

「じゃあ、まず俺の服脱がせて?
いい子のうらさんなら、ちゃぁんとできるやろ?」

今の坂田の服は、スウェット生地のトップスと、珍しくぴちっとしたデニム、俺が選んでプレゼントしてあげたやつ。

まずは上、と服の裾に手をかけて上に持ち上げると、もぞもぞと坂田が腕を抜いた。そのままゆっくりと引き上げると今度は頭を通す。少しずつ増える肌色の面積になんだか気恥ずかしくなる。
くしゃっとしたスウェットから顔を出した坂田は、目を細めてどこか挑発的な表情。

上は脱がせたから次は下、と彼のズボンのジッパーに手をかける。

「...手震えてて進まんねんけど」

坂田にとろとろに溶かされたおかげで、手はもうぶるぶると震えて感覚が確かではない。ズボンのジッパーなんていう小さなものを掴んで器用に下ろすなんて難しいに決まってる。

「さかた、さかたが......」

「俺のせいにするん?うらさんが敏感すぎるドスケベやからやろ。あーあ、そんなこと言うんやったら、うらさんのこと抱く気失せちゃうかも」

そう言って少し距離を取ろうとした坂田に対して、咄嗟に腕を伸ばしてしまった。言葉の意味を理解する前に、先に体が動いてしまった。

離れたくなくて、こんな宙ぶらりんでえっちを終わるとかそういうの無理、絶対いや。

「頑張んの?...ふふ、じょーずじょーず。
ご褒美のちゅーね?」

もう一度、と伸ばした手でゆっくりとジッパーを下ろしていると、おでこにちゅー。口がいいのに、なんて今は言えない。

ゆっくりとジッパーを下ろしきると、しっかりと膨らんだ下着が覗いた。あぁ、俺でえっちな気分になってくれている。そうわかるのが嬉しくて、膨らみの輪郭を指でなぞると硬くて熱を持った感触が指先から伝わる。

「...ッ、じゃあ次は俺が頑張る番ね?うらさんが気持ちくなれるように頑張るから♡」

 坂田の股間に触れていた手はゆっくりと絡められてそのままシーツに押し倒される。俺の脚を少しだけ乱暴に開いた坂田は、足の間にしゃがみこんで手で俺の性器を支えた。

「ふーっ♡」

「...っ?!?!」

「んふ、ぴくぴくしとる。ちょっとふーってしただけで先走り出てきちゃうん?えっちやなぁ」

 坂田の薄い唇から吐き出された息が亀頭にかかる。先走りでじっとりと濡れていたそこは坂田の息を浴びてひんやりと感じると同時に微かな振動まで感じ取ったようだった。どうやらぴくぴくと動いているであろう俺の性器に流れ出た先走りを、坂田の親指がすぅっと撫でて拭う。

 そして脚の間からはい出した坂田は、俺の顔の横に両手をついて、今度は胸元に顔を近づける。

「ぁ、さかた、...っ!」

「こっちも、ふーっ♡」

 さきほどと同じように俺の乳首に息を吹きかける。他の刺激で痒み薬のことを忘れていたといえばそれまでなんだけれど、急に刺激を受けたせいで乳首がむずむずと主張を始める。もっともっと坂田に触ってほしくて、気持ちよくしてほしくて上半身をよじる。

「乳首擦って欲しい?背中浮いとるけど」

「...ぁ、さわって...くださぃ......」

「ん?...おっけー♡」

くるくると乳輪の周りを撫でていた指が、すぅっと胸の飾りに伸びる。その長くて少し乾燥した指に期待ばっかりして、胸から目が離せない。

「んぅっ♡」

きゅぅっと摘まれた右の乳首から、ぴりぴりとした刺激が走る。きゅっと摘まれたと思えばたまにぐぅっと引っ張って。

「はっ、ん......っ、ぅぅ!ん、んっ、」

「気持ちー?もう真っ赤になっちゃっとるけど」

「ぁ、ね、反対も、反対も欲しい......っ」

ずっと弄られている右は、熱を持って健気に膨れ上がっている。それと反対に期待だけで終わった左側は今か今かと刺激をまちわびていて、つい息が荒くなってしまうほど。

「左も触るん?...左はうらさんが自分で触ったら?
ほら俺、右で忙しいし」

「...ちがっ!さかたがいい...っ!」

「じゃあ右の方やめてもええ?」

ちがう、それとこれとは話が違うじゃないか。
俺は坂田の大きな手で触って欲しくて、そう訴えようと坂田の顔を見ても知らんぷり。そのまま右乳首をくりくり、と捏ね続ける。

「ほぉら、左手出して。それでどうするん?」

言われるがままに左手は、シーツをくしゃりと握る役目を放棄して胸元へ。おずおずと手を動かして飾りのまわりを撫でる。

「それが一番ええの?自分が1番きもちぃ触り方教えてや」

「......ぁっ、ん......っ、」

ゆっくりと飾りの頂点へ人差し指を伸ばす。少し指紋を擦らせただけでも体がぴくりと反応するのがわかった。
そのまま左へ、右へ、弾くように爪を立てて触る。耐えられなくなった嬌声が熱い息と共に吐き出された。

「ひっ?!ゃらっ、だめっ、だめなのっ!」

「何がダメなん?」

「そぇ、かりかりっ、すんなぁっ♡んっ♡」

俺がカリカリと刺激すると、坂田も同じように動く。不器用ゆえか、不揃いに整えられた坂田の爪が敏感になった乳首を細かく弾く。ちりちりとした快感がたまり始めて何かから逃れるように体を動かす。なのに自分の胸元に伸ばされた左手は止まることがなくて、指の動きは激しくなるばかり。行き場をなくしていた右手は、坂田の腕にしがみつくことしかできなかった。

「さかっ、イっちゃ...ぅっ♡......ぇ?」

 ぐずぐずとしたくすぶる快感が膨れ上がって、ようやく絶頂を迎えられそうだと坂田に訴えかける。このまま一気に坂田にイかせてもらって、なんて甘い考えを持っていた。先走りでぐしょぐしょになっていた性器の根元を、坂田の骨ばった手がぎゅっとおさえていた。

「どしたん?ぁー...うらさん、だって出さんでもイけるやん」

「ゃ、これ、ゃなのっ!ばかっ、!」

「それにおっぱいで気持ちよくなってるのに、射精しようなんて無茶苦茶やんか」

「ぅぅっ...!むり、っ、むりぃっ♡」

 ぎゅっと根元を抑えられているのに、胸から与えられた刺激は積もりに積もっていくまま。腰ががくがくと揺れて、どうにか男としての刺激を得ようと必死に体を動かす。

「イかれへんの?俺の触り方下手やったかぁ、ごめんなぁ、ちゃんとイかしたげるから」

 そういった坂田は俺の左手をシーツに押し付けて、左の乳首が坂田の薄い唇に挟まれる。指とは違う刺激に目の前が白んでいく。
だめだめ、と首を左右に振ってもぺろぺろと激しく舐められる。さらには、前歯で時折噛んでくるのが気持ちよくて仕方がない。

「ひっ、ゃぁっ、だめっ、だめぇっっ...!」

目の前が白んでもう何も見えないくらい。ううん、もう目を開けてる余裕もなくって目を瞑ってどうにかこれを受け流そうとしていた。それでもどうにもできない体は腰が震えて仕方がない。

「...ッ、い゛っ、だめっ、きちゃう゛っ♡」

知ってるの、頭の中がぱちぱちしちゃう時のこの感覚。

嫌だ嫌だと繰り返していれば、とどめを刺すかのようにがりっと乳首が齧られた。その瞬間に背中がビクビクっ♡と跳ねて、足の鎖がガシャガシャ音を立てる。

「はーーッ♡はぁっ♡」

気持ちいいがずっと続いて、ふわふわが止まらない。何も考えられないくらい頭がバカになっちゃってるから、もうだめかも。

「気持ちかった?ふわふわしとる。かぁわい......」

ようやく坂田の声がききとれるくらいまで戻ってきた。もうこんな快感に耐えるのも辛いから早くナカに挿れてほしくて、坂田の下半身に手を伸ばす。ちょんっと触れただけなのに熱くて硬い。

「ん?積極的やん。でもだぁめ、今日はもうちょっとだけうらさんのこと触りたいの」

そのまま手で少し触って、と思っていた手は坂田の大きな手に掴まれてシーツへ逆戻り。尻を撫で回すようにして、大きな手が後孔を探る。指の腹が穴のまわりをくるくると撫でて、つぷりと指先が侵入した。

「...ッ」

「お風呂で結構解した?すんなり入っちゃうけど」

「ちがっ...」

「...じゃあなぁに、毎日自分で触ってる?えっちするの、ちょっと久々やんなぁ」

ちがう、いやいや、と首を振っても知らんぷりをされる。浅い位置で入口を広げるように動いていた指が、内壁を這うようにして奥へと進んだ。

「ひぅっ...やぁ、んっ......!」

ぐにぐに。出口を入口にするためだけに、広げるための動きが繰り返される。気持ちいいところには一切触れてくれなくて、それがまたもどかしい。

「そこばっかぁっ、、やだっ、さっ、かぁ...っ♡」

「こればっかは痛いのうらさんやから、我慢して?俺、痛がってるとこイジめる趣味ないもん」

「ぅぅっ、も、やぁっ」

指が水音を立てて抜けて、今度は本数を増やしてもう一度。それを繰り返して、坂田はようやく満足したようだった。
掠めても何も無かったかのように前立腺をスルーされて、体は期待を孕んでびくびくと動くばかり。

「...挿れて、いい?」

「ごむ、ちょーだい」

どんなに手酷くセックスをしていても、絶対にこの時は優しい坂田に戻って、慈しむように髪を撫でる。それがなんだか気に食わなくて、ベッド脇に放置されていたゴムを奪い取った。

「え、ちょっ、」

「つけるから。......俺の事、抱いてっ、」

もう十分に膨張しているそれを、数度手で扱く。それだけで、はぁっ♡と熱い息を吐き出すのに気を良くして、今度は先端に唇を触れさせた。

「つけてくれるんちゃうの」

「...せっかち」

びくん、と体を跳ねさせてから、痺れを切らしたように坂田の声が俺の耳元を擽る。仕方なく、ゴムの外袋を破いて坂田のソレに手をかけた。

「つけてもらうん、うらさんにえっちの準備させてるみたいで好きかも」

「...ッ」

これから自分に突っ込まれるちんこに、自分でゴムを被せて。抱いて、と必死にアピールをしているのと変わらないことに気づいて、顔がボンッと熱くなる。

「ありがとね、うらさん。...お礼にいっぱい、きもちぃことしよ?」

「ッ、ふぅ、...ぁっ」

ちゅ、と可愛らしい音を立てて唇を奪われたと思えば、わざわざ後頭部に手を当てて押し倒される。体が跳ねた衝撃で、鎖ががしゃんと音を立てた。

後孔にぴったりと当てられた熱が、ゆっくりゆっくりと侵入してくる。その圧迫感に呼吸とともに声が漏れた。

「ぁ゛っ、...ぅ、あっ」

「あっつ...、」

坂田の頬をつぅ、と伝う汗に手を伸ばしてゆっくりとなぞる。悩ましげに眉をひそめて、坂田の腰がとまった。奥まで届いた感覚に、ナカが収縮を始めて自分の呼吸が浅くなるのを感じる。
その感覚を減らそうと、覆い被さる坂田の首に腕を伸ばした。

「痛くない?ちょっとぎゅってしとこっか」

「...ひぅッ♡」

少しだけ体を起こして、ぎゅ、と腕に力が篭もる。腰が動いたことでナカが擦れて、息が詰まった。

ぎゅーをすると、ちゅーもしたくなる、なんてのはお決まりで。坂田の子供体温が俺の肌に移る感触に期待が高まって、顔を寄せてキスを強請る。

「なぁに、ちゅーしたいの?うらさんからしてや」

今日の坂田は、キスを強請らせる意地悪さんらしい。ちぅ、と唇に軽く吸い付いてから、舌もほしい、と唇の隙間をとんとんとノックする。

いいよ、と出てきた舌が俺の舌をねっとりと絡めとってくちゅくちゅと音を立てた。

「きゅっきゅってしてる...キス気持ちかった?」

「......坂田とキスするの、好き、だから......」

きゅうきゅうと締め付けていたのは事実で、そのせいでナカが敏感になっているのがわかる。もう早く気持ちよくなって快楽に流されてしまいたいくらい。

ナカが収縮するのとともに、大きくいきり立つようにびくびくと動く坂田のものに、思わず腰をぐいぐいと押し付けるように動いてしまう。

「んっ、ん...ッ、も、待てなぃから、動いて......っ、さかたっ!」

「俺オネダリしてなんて言うてへんのに、そーんなえっちなオネダリしちゃうの、ちょっと可愛すぎるんちゃう?」

楽しそうに口元を弛めて、ぱちゅ、ぱちゅ、と音を鳴らしながら動き始めた。圧迫感とずりずりと擦られるナカ。

「んゃっ、ぁ、ぁッ」

「声、もっと聞かして?かわええ、ほんま興奮するっ...♡」

「ひぁッ?!...そ、そこ、やぁっ♡」

カリを引っ掛けるように前立腺を刺激されて、思わず体がビクビクっ♡と痙攣を起こす。

「はーっ、うらさんのナカ、あっつ...とけそ......」

「ゃだっ、あ゛、ぅぅっ♡きちゃ、ゃ、イきそ...っ♡」

「ヨワいとこぐりぐりされて、気持ちよくイくとこ見して♡」

「ゃ、だめっ、!!ィく、いっちゃ゛...♡んんんっ〜〜〜〜ッ♡」

ぐりぐりとちんこを押し付けられた刺激で、簡単に精液が吐き出された。びゅっと音を立てるほどに激しい射精に、呼吸が追いつかない。

「はーっ、?!?...まっ、て♡おれ、いまだめっ!」

「...えー?イった後の敏感な時が好きなくせに?」

今度は奥を穿つように大きくストロークが始まる。出ていってしまうほど手前まで引いて、壁ととちゅ♡っと当たるくらいに奥まで入る。ナカの全てを擦るような動きに体が揺れる。

「奥好きやもんなぁ?腰揺れてるの、わざと?」

「ちがっ!!ゃだ、おくっ、♡ゃぁっ、ンぁっ♡だめ、だめッ、ぁあ゛っ♡」

「...っ、無意識なん?でも今気づいちゃったもん、ねっ♡」

ばちゅんっ♡

「んぁ゛っ♡...はっ、んぅっ♡」

奥を勢いよく突かれて、弓なりに反ろうとする体を坂田が押さえつける。もう快感の逃がしかたもわからなくて、ずっと訳の分からない声を出すことしか出来ない。

逃げたいのに、もっと気持ちよくなりたくて。

頭ではつらい、気持ちいい、もうやだ、なんて思っていても、体はもっともっとと求めるように腰を揺らす。がしゃがしゃと音を立てる足枷が、逃げられないことを教えてくるのですら気持ちいい。
こんがらがった脳は考えることをやめて、ぽたぽたと涙を落とし始めた。

「あンっ、や、ぁ゛...っ♡♡きもち、きもち゛ぃ゛よォっ♡だめっ、」

「ぁー、うらさんが泣いてんの、ほんまあかんっ...」

「ひぁっ♡んぅ...っ!!は、ぁ...きもち、おく、ぉぐっ♡♡」

「奥きもちーね?...っ、きゅーってしてて、俺もきもちいよッ♡」

「んッ!...あ゛っ、んんっ♡んぁッ?!」

早くなるピストンの速度に頭が置いてけぼりになる。奥を突かれる度にぎゅうぎゅうとナカが締め付けて、坂田の熱を感じてまた喘いで。

自分の性器からしとどに零れる先走りが、腹について気持ち悪い。ゆらされる度にぺちぺちと音を立てるのも惨めで。

「ぁ〜ッ、やば、うらさっ♡腰、とまらんっ、」

「あ゛ぁ゛っ?!?ゃ、うぅっ〜〜♡はァっ、んっ、んぅっ♡...ッ?!しゃかたのっ、きもちぃ゛よぉッ...♡♡ィくっ、イぐ...っ♡」

目の前がぱちぱち弾けて、汗を垂らす坂田が滲む。ぎゅうっと首に回した手に力を込めて、坂田との距離を0にしたくて。馬鹿みたいな頭で思いついたのは、坂田ともっと近づきたい、なんてバカな考え。

「ん...?っ、だいじょーぶ、出して...?」

「だめだめだめ、ぇっ♡♡ゃ゛っ、おくきもちぃ〜ッ♡ァっ、イくィくっ、イ゛くっ、は、んんっ♡〜〜〜ッ」

呼吸が荒くなって、気持ちよくて。ビクンビクンっ♡と大きく痙攣したけれど、精液は出ていなくて、俺中イキさせられたんだ...♡と頭でぼーっと考える。

「せーし、出てへんやん...ッ、えっろ......♡♡」

「ィったのっ、だめっ♡きもち゛ぃ...ッ!ひぁ゛ッ...♡...ゃぁっ!さわ、んなぁっ♡ぉちんちん、、ゃら、さかたの手っ、だめ...っ♡♡」

坂田の中でラストスパートが始まったのか、奥を強い力で穿ちながら、大きな手が俺のちんこに触れる。力なく揺れているそれをしこしこと扱いて、無遠慮に導かれる快楽が辛くて仕方ない。

「んぁあ゛ッ♡や、もぉっ♡ァっ、んっ、んぅっ!ゃっ、イくっ♡またィっちゃ...ぅ゛っ♡♡」

「...俺もッあかん、はーっ、んっ...出すで...っ!」

「 んっ、イくっ、イくイく〜〜〜ッ♡んぅ゛ぅっ♡」

坂田の手に乱暴に扱かれるがままに、量の少ない精子を吐きだした。ぎゅぅっと締め付けると同時に、ナカで坂田がイっているのを感じて、それだけで体が熱くなった。

「ぁー、あかん、まだ出る、...ふっ、ぅ......」

腰をゆるく揺らしながら最後まで射精を終わらせた坂田が、徐にちんこを俺のナカから抜いて、俺の方へ倒れ込んだ。

「はーっ...はー.........ッ」

「さか、......」

「ちゅー?......ほんっまかわいい、大好き」

まだお互いに息も整わない状態で、軽いキスを繰り返す。ちぅ、ちゅ、とリップ音が鳴るのが少しだけ恥しかった。
唇を離した坂田が、ごろんと体をシーツの上に転がす。そうして、とんとん、と自分の横にできた小さな隙間を叩いた。

「おいで、うらさん、ぎゅーしよっか」

「ぎゅ...」

「そーそー、特別に坂田さんの腕枕付き。どぉ?」

ころん、と身を寄せると汗ばんだ坂田の肌が、自分の肌に吸い付く。普段ならこんな汗でびしょびしょなんて嫌なのに、今はもうちょっとぎゅっとしてほしいくらい。

「んふ、捕まえちゃった。ほんま可愛ええなぁ...」

すり、と寄り添いながら呼吸をすると擽ったそうに坂田の体が揺れる。身動ぎをしたからか、かしゃん、と鎖が音を立てる。
もう外して、と足を動かしてかしゃかしゃと鳴らせば、仕方ないなぁ、と簡単に外された。

「足枷意外と良かった?
手錠は嫌や言うてたからどうやろって思ったけど」

「...たまになら、いいかも」

たまにぃ?なんてオウム返ししてくるのが恥ずかしい。うるさい、と返す代わりにぺちぺち叩いておいた。

「さかた、」

「なぁに?そんなえっちなお顔して明日もしたいの、うらさん」

「ちがっ、」

寂しいからキスして、とねだろうとしたはずだったのに。大きな手で頬を包まれて、親指が目尻を撫でる。

「はは、ごめんごめん、じょーだんっ!ちょっと焦らされるくらいが好きやもんね?」

じゃあ、と考える素振りを見せた坂田がさっきのようなギラついた瞳で俺を捉える。こういう時の坂田はろくな事を言わないんだって、体が身構えるように強ばった。

「今度は窓際でうらさんの好きな玩具いっぱい入れて放置プレイとかしちゃう?目隠しとかもええかもなぁ...
...今ぞくってしたやろ?へんたーい♡」

玩具に散々イカされて坂田におしおきされるのも、目隠しして坂田に乱暴に抱かれるのも、想像だけで腰が砕けちゃうくらいに気持ちいい。

耳にふぅっと吹きかけられた「変態」の言葉に、腰がずくりと重くなった。

「いっぱいうらさんとお話したいけど、ちょっと眠くなってきたやろ。目ぇ、とろんってしてきとるもん」

「ゃ、おふろ...入ってない...」

色々な液体でぐちゃぐちゃになったまま、眠りにつくのはちょっと嫌。でも眠たくなってきたのは本当。坂田のほかほかの体温と小さめの声が、眠気を誘ってくるから。

「お風呂もシーツもやっとくから寝ちゃってええよ。無理させちゃったもんね」

「ちゃんと、綺麗にしろよ...」

「はいはい、任せてって」

おでこに張り付いていた髪の毛が避けられて、ちぅ、と可愛らしい音を立てる。おやすみなさいのキスの合図で、俺の意識はふわりと浮かんだ。

「おやすみ、大好きよ」

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