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[R18][SakaUra] 包んで、解いて、抱き締めて。

Author: じゃむおじ

Link: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21251765

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当小説はnmmnのものとなっております。
上記に関して理解の無い方はブラウザバックをお願い致します。
実際に存在する人物を扱っておりますが、ご本人様とは全くもって関係の無いものとなっております。

このことを全てご理解頂けた方のみ、読んでくださると嬉しいです。

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クリスマス・イブ。

25日のクリスマスよりも、イブのほうが何だかワクワクしてしまうのはどうしてだろう。
こういう特別な日は、嫌がなんでもそういう気分になっちゃうわけで。

だから少しだけ、浮かれたっていいよね?

身体中に、赤色のリボンを纏って。
動くたびにリボンが身体の至るところにひっかかるような気がして、上手く身体を動かせない。
自分の手で自身をプレゼントと化してしまった俺は、緊張の糸を解くようにはぁ、と深く息を吐いた。

「............まだかな......」

包んで、解いて、抱き締めて。

さかたとのセックスが好きだ。

俺のすべてを暴かれるように、さかたに身体を支配されることが好きだ。

さかたの手のひらの熱さに微笑んで、大きな熱を受け入れるために息を潜めて。
ぽた、と何度も落ちてくる汗に身体を震わせて。
鼻で息を吸うと、ほんの僅かに香る自分たちの濃い匂いに興奮するみたいに、脳内でパチパチと電流が走って。

セックスしてる時は、何も考えなくていい。

"気持ちイイ"

それさえ感じられれば。感じてもらえれば。

だけど今日は、いつもとは違う。
俺は今日、『さかたのクリスマスプレゼント』になるんだから。

......、古風だって思うだろうか。

でも大丈夫。きっとアイツは、こういう典型的でエロ漫画やAVにあるようなシチュエーションが好きだろうから。

「うらさん。お風呂、一緒に入る?」

そんなことを思っていれば、いつの間にか背後に居たらしい坂田が、後ろからそっと俺を包み込んできた。
チュ、と首筋を軽く吸われて、ぴくりと身体が固まる。
コイツ、まだ部屋に入って鍵を閉めたばかりなのに、もう盛ってやがる。

......まぁでも無理はない。場所が場所だもんな。

「...先に入らせろ。時間かかるから」

「んぇ〜......おれが準備したい」

「......ダメ。せっかく良いホテル取ったんだから、盛るならベッドで散々盛れ」

「んふ、すんごい言い方」

12月24日。クリスマス・イブ。
俺と坂田は、俺が長年夢だった「クリスマスデート」とやらをついさっきまで体験してきた。
坂田とはずっと友人関係のままクリスマスを共に過ごしてきたけど、恋人同士になってからは初めてのクリスマス。
俺がしたかったことを朝からずっと付き合ってくれて、昨日付き合ったわけでもないのにひどく緊張した。

「うらさんがお風呂でひとりえっちしとる中ずっと外で我慢しとらなあかんの?」

「っ、言い方...!!」

「...ね。俺も一緒に入りたい」

だめ、?なんて甘えながら、俺の肩に顎を乗せて上目遣いで見つめてくる。
最初の頃は緊張で何もできなかったくせに、俺が甘えられることを好きだと気づいてからはこうやってわざとらしく甘えてくるようになった。

それにしても、ムカつくほど可愛いな。
ダメ?なんて子犬みたいな顔をして聞いてくるな。
思わず許してしまいそうになるじゃんか。

「だぁめ!あっちで大人しく待っとけ」

「くぅん......」

「〜〜ッもぉ、ダメって言ってんだろ!」

ヨシヨシと頭を撫でながらベッドまで連れていくと、素直に腰を下ろしたさかたが尻尾をブンブン振っているようなビジョンが見える。
この駄犬め。しつけ方を間違えてしまった。

「...いい子にしてたら、プレゼントやるから」

「...プレゼント?」

「......イイモノやるよ」

そう言って少し屈んだ後、さかたの頬に手を置いて触れるだけのキスを落とす。
すぐに離した後、大人しくなった坂田の頭をもう一度撫でて浴室へと向かった。

全てを脱ぎ捨てた後、坂田が入ってこれないようにガチャ、と浴室のドアをしっかりと閉めておく。
鍵が閉まってることを確認した後、キュ、と蛇口を捻ってシャワーを出した。

「......ふぅ.........」

"____イイモノやるよ"

......くそ。流れに任せて、あんなこと。
まだアイツが喜んでくれるかもわかんないのに。
クリスマスだからって浮かれすぎだ。
頭を冷やすために冷水を被ろうとしたが、長い間外にいて冷えきっている身体にそれは毒だと思い、何とか押しとどめた。

温度を適温まで調節した後、頭からお湯を被る。
頭も身体も全て丁寧に洗い終えた後、シャワーホルダーに固定して、頭からお湯を被った状態に保たせた。

(.........今日は、どんな風に......)

想像しただけで、身体の奥底がきゅぅ、と疼くような感じがして。
取り付けられている鏡に映った自分の身体を見つめて、こんな貧相で凹凸のない身体を毎晩のように抱いてくれる坂田に正気かと問いかけてしまいたくなる。

(......は。だらしねぇ顔)

早く抱かれたくて仕方ないって顔してやがる。
甘く溶けた瞳と上気した頬を見つめて、とん、とその鏡に片手を置いた。
すぐに手を離して、持参しておいた持ち運びしやすいサイズのボトルの蓋をパキ、と音を立てて開ける。
ぐッと指で潰せば、ぶちゅ、と音を立てて手のひらに落ちた透明な液体を見つめた。

「............」

ぐちぐち、と手のひらで馴染ませたあと、ふぅ、と深めの息を吐く。
何回もやってる行為だから慣れてるはずなのに、いつも変に緊張してしまう。
もう一度鏡に手を置いて、お尻を突き出すように上半身をゆっくりと倒した。

「.........っ、ん」

中指を蕾にあてて、受け入れられるように指で撫でて慣らしていく。
指が入りそうになる度に蕾がきゅぅ、と無意識に締め付けるのが分かって、それだけで恥ずかしくてどうにかなってしまいそうだった。

「......ッ、......ぅ.........」

ゆっくりと中に入っていく指の圧を感じて、唇をきゅっと噛み締める。
弱い前立腺には触れないように気をつけながら、その指に慣れるために出し入れを繰り返した。

(......っ、...やば............)

いつもより興奮しているのか、自分の指を入れただけなのにゾワゾワする。
普段は準備でここまで感じることなんてないのに、カタカタと足が僅かに震えだして。

「...ふ......っん、...ん、♡」

ぐちぐち、♡と早くなっていく指の律動に、息もどんどんと荒くなっていく。
指の圧に段々身体が慣れてきたのを見計らって、もう一本指を追加した。

「ん、ん......♡」

中指だけなのと、人差し指と中指の2本じゃ全然圧迫感が違う。
一旦指を抜いてその2本の指にローションを追加したあと、ヒクヒクと疼いている蕾にもう一度奥まで入れた。

「ッひぅ、゛!?♡...っぁ、つめた、♡」

(ッやばい、ばか、ばか......ッ♡)

あまりに興奮しすぎて、手で馴染ませて温度をぬるくするのを忘れていた。
少し大きな声を出してしまったけど、きっとシャワーの音で聞こえてはいないだろう。
あまり気にしないまま、ぐち、ぐち、と音を立てて出し入れを繰り返していく。

「ん、ん......っぁ、...あぁ......っ♡」

ナカで2本の指を横に開くと、きゅうきゅうと強く締め付けている腸壁が広がって、頭の上からずっと流れているお湯が少しだけ入ってしまう。
ぐちゅぐちゅ♡とお湯のおかげで滑りが良くなったナカに段々と気分も高まっていって、自慰をするみたいに指の速度を速めていく。

「ん、ん゛ッ♡ぁ、...ッふ、♡っァ、さか、ぁ......ッ゛♡♡」

(やば、イきそ、......ッ♡)

坂田がいつもナカを弄るみたいに指を動かして、準備しないとダメなのにその快感に溺れそうになってしまう。
きゅうきゅう♡と指を強く締め付けてくる蕾から指を引き抜いた後、もともと置いてあった小さなイスに腰を下ろしてシャワーを手に取った。

「......ッん......♡」

さっきまでナカに入れていた指をお尻のふちにあてて、くぱ、と横に開く。
高ぶっている心臓を何とかして抑えながら、シャワーのお湯をその中へと入れるようにソコに押し付けた。

「ッふ、ぁ、゛♡......〜〜...ッ.........♡♡」

入ってる、♡お湯、ナカに...ッ♡

シャワーの籠った音が続いて、下腹部がどんどんと重たくなっていく。
ナカで満たされていくお湯にビクンッと身体を震わせながら、頃合を見たところでシャワーを離した。

「ぅ、う♡.........ッ、ッ♡」

たっぷりとナカにお湯が入って、熱くて仕方がない。
胎内がなんだかぐるぐると洗われてる感じがして、すぐにナカに入ってるお湯を出したくなる衝動に襲われる。

「......ッは、ぁ......っ」

はやく出したい。熱い。気持ちいい。
ごろごろとお腹の奥で音が鳴り出した頃、ぐ、とお腹に手を当てて力を入れた。

「っ、ん、ん......!」

びちゃびちゃ、と音を立てて腹の中からぬるくなったお湯が溢れていく。
腹の中から段々と熱いモノが無くなっていく感覚に、気持ちよくなるのと同時に絶頂から戻ってきたみたいに頭がすっきりとして。

「......ふぁ.........ふ、...ふ.........」

(やべぇ、きもちぃ......♡)

セックスの下準備も、俺にとっては興奮剤の一つだ。
最初はとにかく気持ち悪くて、でもそれを坂田に相談することも嫌で。
さかたに汚い自分を見せたくない一心で無理やりにでも自分ひとりでやってきた。

そんな坂田の押しに負けて準備を手伝ってもらった後から、坂田はその準備という行為をお気に召してしまったようだけど。
俺からすればたまったもんじゃない。

......まぁ、悪くはなかったけど。

シャワーを再度ホルダーに固定して、キュ、と水を止める。
ぽた、ぽた、と水滴が何度か落ちながら、身体をタオルにくるんで気持ちを落ち着かせた。

「...お待たせ」

ホテルに備えられていたバスローブを身につけて、髪もしっかり乾かした後、いい子に待機してた坂田の元に向かう。
ベッドから立ち上がると、俺の方に駆け寄ってきては優しく抱きしめてきた。

「いい匂いする」

「...シャンプーかも」

「んふ、バスローブもふわふわできもちぃ〜...」

「っぁ、こら...!」

腹の前で軽く結んでいたバスローブを解く坂田に声をあげれば、あっという間に顕になってしまった身体にキスを落としてくる。

「っ、だめ、さかた、ぁ」

「んー.........かぁい、うらさん」

「〜〜ッ、バカ!!!とっとと風呂入ってこい!!!!」

無理やり坂田を風呂場に押し込むと、ぐちぐち言いながらも何とか諦めてくれた。
ちゃんと頭も乾かしてから来いよと言えば、はぁい、なんて子供じみた返事が返ってくる。
いつもならあの流れに身を任せてしまうところだが、今日はまだ残っている準備をこの時間に終わらせなくちゃならない。

急いでカバンの中を探して、真っ赤に染まったリボンを手に取った。

(...............よし、)

ベッドへと登って、さっき解かれてしまったバスローブを脱ぐ。
下着を履いていたが、しばらく考えた後、意を決して脱ぎ捨てた。
何も身にまとっていない自分の身体に、用意しておいた赤いリボンを巻き付けていく。

(...........................)

太腿から、付け根。お腹に行って、胸まで。
腕にも巻いてから、首元で2回ほど回して緩くリボンを結んだ。

「............やばぁ〜.........」

部屋にある窓ガラスを見つめれば、自分の身体が赤いリボンによって巻かれている姿が映っていて。
何とも言い難いその姿に、俺は思わず苦笑いを浮かべてしまった。

こんなにも浮かれて、ドン引きされたりしないだろうか。
バスローブを着てるだけであの興奮した様子なら、このリボンを付けずにそのまま待ってた方がいいんじゃないか。
悩み続けていれば、あっという間に時間が経っていたようで。

ガチャ、と開かれたドアに、慌ててバスローブを羽織る。

「ふぃ〜...!きもちよかった〜♡」

ちゃんと髪まで乾かしてきたのか、毛先がさっきよりもふわふわしている。
俺と同じようにバスローブを身にまとっていて、そこから僅かに見える太ももと胸元にドキリと胸が高まってしまう。

「...おかえり」

「ただいまぁ。......んふ、どしたん?」

「な、なにが?」

「顔真っ赤にして俺のこと見ちゃって...えっちやなぁ♡」

「ッ、な......っ!!」

坂田の言葉に目を見開けば、すっかり上機嫌になった坂田がベッドに上がってくる。
リボンがバレないようにとバスローブを握りしめれば、坂田は気にする間もなく俺の唇を奪った。

「...ッぁ......っん、ぅ、」

後頭部を手のひらで抑えられて、ぐ、と深く重なる。
かと思えば小鳥みたいに小さなキスを交わして、深くなったり小さくなったり。

「...ぅ、......っ...ふ.........ッ」

キス、きもちいい。
バスローブを強く握る手のひらがそっと撫でられるのを感じれば、キスをしながらゆっくりと解かれていく紐に、慌ててその手を止めた。

「...っ、まって、」

「......?」

「...ちょっとだけ、目、閉じて」

不思議そうに首を傾げていた坂田が、俺の言葉に頷いてそっと目を閉じてくれる。
坂田に解かれそうになった紐を自分で解けば、だらりと崩れるバスローブ。

「......いいよ」

どうしよう。緊張する。
震える手を握りしめて、ゆっくりと目を開く坂田をじっと見つめた。

「......っ、ぇ」

驚いたように声を漏らしたあと、何も反応しなくなってしまった坂田。
しばらく俺も黙ったままでいたが、段々と不安が押し寄せてくる。

やっぱりこういうの、キモかったんじゃ。

どうしようと思った刹那、坂田に強く肩を掴まれて。
そのまま、流れるようにドサッとベッドに押し倒された。

「っ、ちょ、なに___......」

驚いた拍子にキュッと瞑ってしまった目を開ければ、目を細めて俺の身体を噛み締めるように見つめる坂田。
普段見たことがない、獲物を狙うかのようにギラついた瞳と上気した頬をした坂田と目が合って、ゾクリと身体に震えが走った。

「......こんなことしてたん」

「............っ、............」

「..................」

「......〜〜っ、そんな、見るな、!」

全裸な上に、首から太ももまで緩く縛っているリボンを纏った身体を舐めまわすように見つめられて、こっちはたまったもんじゃない。
慌てて手で下半身を隠そうとすると、すぐさま坂田の手によって顔の横へと拘束されてしまった。

「........................」

「......っ、ぅ............」

「........................」

「〜〜ッぅぅぅ゛......ッ」

恥ずかしい。消えたい、消えたい......っ!!
無言でただただ見られる身体を隠したくてジタバタと足を動かしても、難なく固定されてしまう。
何も言わない坂田がどう思ってるのか分からなくて、俺はあまりの恥ずかしさとこんな破廉恥なことをしてしまった後悔でボロボロと涙が溢れてしまった。

何だよ。なんかひと言くらい言えよ。
似合わねぇだのらしくないだの、好き勝手言えってば。
......あぁもぉほんと、

さかたと付き合って初めてのクリスマス、大失敗すぎる____

「......っ、ぅ、......さかた?」

かと思えば、ぎゅぅ、と強く抱きしめられて。
あ、ほんとだ。このバスローブ、ふわふわしてて気持ちいい。
そんなことを思っていれば、はーー、と深くため息をついた坂田がまた強く抱き締めてきた。

「......可愛すぎやろ............」

「..................は?」

「............もぉ〜......あかんてほんま......ちんちん痛い............」

「え」

坂田の言葉に下を向けば、バスローブを着てても分かるくらいに反応している坂田のソレに、出ていた涙も引っ込んでしまう。
うそ、うそ。さかた、もう興奮して。

「......ね。これ......プレゼント、ってことであってる......?」

俺の頬に触れた手のひらが熱くて、その熱さが浸透していくみたいに頬が赤くなっていく感じがする。
不安と恥ずかしさで冷えきってしまった手を頬に添えられていた手に重ねれば、じんわりと暖かくなっていって。

「......はやく、解けよ............♡」

ちょっとだけ、勇気を出したプレゼント。

開けていいのは、今目の前にいるお前だけ。

__________________

「......っ、ん、ぅ............」

ぴちゃ、......ぴちゃ、
唾液の絡まる音に混ざって、どうしても漏れ出てしまう声。
キスは会う度に何度もしてるはずなのに、ベッドの上でするキスは未だに慣れず緊張する。
弱い上顎を舐められて、ぁ、と声が漏れると、ふたつの唾液が混ざったものが口から溢れてしまう。
とろとろと坂田の口から流れ込んでくる唾液と、俺の口の中で作られていく唾液が、俺の口の中のキャパシティをとうに超えていて。

「っん......っ、ぅ、む」

「......ん、......飲んで、うぁさん」

「............ッ、♡」

コイツほんと、変な趣味持ってやがる。
唾液を飲んだって、甘くも苦くもないのに。
でも、酸素切れな上にこの状況に興奮してしまっている俺は、その言葉を受け入れるように坂田の首に腕を回した。

「ん、ん............ッ♡」

喉奥まで唾液を押し込んで、こくん、と喉仏を動かす。
口の中で溢れていたモノが体内に送り込まれていくのを感じながら荒れた息を整えていると、それを一部始終見ていた坂田が満足そうに微笑んで。

「......んふ、おいし?」

「............馬鹿じゃねぇの」

「もっかいしよ〜やっ♡」

「っ、ちょ、ん、む......ッ!」

勢いよく唇が重なれば、こじ開けられるように舌がぬめりと入ってくる。
ほんとこいつ、好き勝手しやがって。
ぴちゃぴちゃと響く音と薄くなっていく酸素に、段々と頭が蕩けていく。

「ん、ん............♡」

どうしよう、きもちいい。

「ん、ぁ............っ、んッ......!?゛♡♡」

されるがままになっていると、無意識にもぞもぞと小さく動いてしまっていた足によってリボンが動いたのか、熱の先端に擦れるようにリボンが当たる。
何とかしてずらそうと身体を捻っても、自身の熱が元気に反応してしまっているせいで、先端をリボンで擦るようにしか動かせなかった。

「っん、ぁ、......ッふぅ......っ゛♡♡」

口の中を気にする余裕もなくて、とろとろと口から唾液が溢れる。
しゅ、しゅる、とリボンに擦れる快感がやめられなくて、坂田に気づかれないようにゆらゆらと腰を揺らした。

「......んふ、うらさんったら、ひとりでえっちしとったらあかんやろ〜?」

「っ、ひぁ、゛?!♡」

ツーー......♡と意地悪く、根元から先端まで人差し指で撫でられる熱が、ビクッと驚いたようにふるふると震える。
にんまりと口角を上げる坂田を涙目で睨み上げれば、また唇を塞がれて。

「ん゛、んく、......ッ♡♡」

深いキスでつくられる唾液に、口の中が犯されて。
熱を人差し指で何度も撫でられて、リボンが擦れている先端をすりすりとさすってくる。
甘い刺激に先走りが溢れて、リボンに染みているのが分かって、ほんとに恥ずかしい。

「......ん.........のんで、うらさん...♡」

「〜〜ッッ、゛♡♡」

坂田の甘い声に、全身がビリビリと痺れて。
ごきゅ、とさっきよりも大きな喉音を立てて唾液を飲み込む。
リボンの滑りも良くなってぐちゅ、と卑猥な音が響いた。

(...ッ、ぅ、イッちゃった......♡)

「...んふ、かぁわい〜...♡イッちゃったのぉ」

気持ちよかったねぇ、なんて子ども扱いするみたいに頭を撫でてくる坂田の手のひらですら、イッたばかりの俺の身体は敏感になって。
ぴくん、と触れられただけで震えてしまう俺の身体に、さかたはクスリと微笑んだ。

「ん...っ♡...ぅ、いっちゃ......」

「んふ、ここもふにふにでかわえぇ♡」

「んぁ、ぅ、♡」

睾丸をふにふにと揉まれて、絶頂して荒れた息を切らしながら小さく声を上げる。
やばい、気持ちいい、気持ちいい...♡

「うらさんのちんちんぷるぷるしとる...触ってほしいん?」

「ぅ......♡」

「...んふ、でもまだだぁめ。いっぱいプレゼント堪能させてな」

そうだった。俺は今日プレゼントなんだった。
鼻歌でも歌い出しそうなほど上機嫌な坂田に、俺もなんだか嬉しくなる。
これ、結構恥ずかしかったけど、やってよかった。

「うらさん、赤も似合うねぇ」

「......ほんと?」

「ん。でもうらさんなら何色でも似合うよ、絶対」

そう言いながら、シュル、と首元に緩く縛られていたリボンを解かれる。
このリボンの色だって、わざと赤色にした。

さかたの色に、染まりたかった。

「......さかたのいろ、似合う?」

腕を伸ばしてそう言うと、少し目を開いた坂田がふわりと優しく微笑んで、俺を包んでくれる。

「うらさん以上に似合う人、おらんよ」

「............」

「んへ、ちょっとクサイ男になってもた」

照れくさそうにはにかむ坂田が愛おしくて、ちゅ、と小さくキスをする。
唇を離すと、さっきまで可愛かった坂田の表情が甘く溶けて、色気が増した表情に変わって。
そのギャップにきゅぅん...♡と胸が締め付けられるのを感じながら、坂田の首に回した腕の力を込めた。

「ん、ん.........♡」

キツく抱きしめ合いながら、とろとろに溶けてしまうような熱い口付けを交わす。
舌が溶けてしまいそうなのだから、この中にチョコなんていれたら、すぐにドロドロになってしまいそう。

(さかた......♡すき、すき.........っ♡)

もっと、もっと深く。
俺の口の中、もっと、気持ちよくして。

「ッん、ぁっ、?♡」

舌から伝わる熱に意識が朦朧としていく中、いつの間にか移動されていた手の指がピンと立っている胸の周りを撫でてきて、その刺激に思わず目を見開く。

「ッぅ、ん、ん、......ッ」

ぷっくりと桃の色をした胸の周りをすりすりと撫でられる刺激に、その先の刺激を想像しては、早くそこに触れて欲しいと言いたげに硬く主張していくのが分かって、すごく恥ずかしい。

「ッ、ぅ、......さ、さかた......」

「んー?......なぁに?」

「〜〜ッぃ、じわるすんなぁ、!」

はやく、触ってほしいのに...!
俺のしてほしいことを分かってるはずなのに、分からないふりをする坂田に涙目で訴えれば、クスクスと面白そうに笑われてしまう。

「っ、もうやだ、キライ」

「えぇ。なぁんでそんなこと言うん?」

「意地悪キライ。...分かってるくせに、」

「んー......やけどちゃんと教えてくれんと、うらさんのこと気持ちよくできへんしなぁ」

ぷいっとそっぽを向いてしまった俺をあやすように額や頬にキスをしてくる坂田を見つめれば、ふわりと優しく微笑んで。

「......ここ、どうやって触って欲しいん」

小声で耳元に囁いた坂田にふに、と胸の先を指で微かに触れられて、その瞬間ピクッ♡と身体が震えてしまう。
あぁもぉ、分かってるくせに。さかたの意地悪。
でも、すごい身体がゾクゾクする。

今からされることに、期待してる。

「......っきゅ、って、摘んだり」

「うん」

「......っ♡...ぐりぐりって、押し潰されたり...♡」

「うん」

「...ッカリって、乳首、引っ掻いて欲しい...ッ♡」

「......んふ♡じょーずにおねだり言えたねぇ♡」

微笑んだ坂田に、ぎゅーっ♡と強く指で摘まれて。
いきなり訪れたその刺激に、パチパチと目に電流が走ったみたいに目を見開く。

「ッひぅ___......ッッ゛♡♡♡」

ガクガクッと身体が震えて、ピンと足の爪先まで硬直した。
腰が浮いて、身体中にまとわりついているリボンもピンと張るのが分かる。

「ぁ゛.........?♡♡」

(うそ、おれ、いっちゃった.........?♡)

「あは♡乳首触られるん気持ちぃねぇ♡」

「ッぁ......?...ッぇ、やら、ぁ゛ぁッ?!゛♡♡」

軽く甘イキしたばかりの敏感な乳首を、躊躇うことなくぐりぐり♡と押し潰されて。
その刺激から逃げようと必死に身体をくねらせても、もう片方の手で抱きしめられているせいで身動きが取れない。
ひとつの手で頭を撫でられて。もうひとつの手で乳首を強く押し潰されて。

「ぁぅ、う゛ッ、うぅ゛ーーー......ッッ♡♡゛」

どうしよう。あたま、気持ちいい......ッ♡
フルフルと首を振ってあまりの快感に涙を零すと、そんな俺の状況を意地悪く微笑みながら見ていた坂田が頭から手を離して腰を撫でてきた。

「......ふ...うらさん、汗かいとるんめずらし」

「...は、ぁ......ん、......おまえが、汗かきすぎなだけだろ...」

「んー?......んふ、リボン、しっとりしとる」

へにゃへにゃや、なんて言いながら、俺の身体中に絡まった赤いリボンを意地悪く指で引っ張って。
リボンを撫でて下へと辿っていく指先に僅かな期待と緊張感が高まって、きゅっと息が詰まる。

(ぁ............、)

腹を撫でて、太腿に手のひらが伝っていく。
太腿にも絡みついている赤いリボンを、肌とリボンの間に指を入れ込んできて、きゅぅ、っと心臓が早くなってしまう。

「......っ、さかた............」

「んー......?............うん、」

普段よりも少ない坂田の口数に、俺も何だか言葉が出しずらくなってしまう。
家でする時だって、餌を待ちきれないと吠える大型犬と言わんばかりに俺を抱くのに。
こんな丁寧に優しく開けられていく行為は、初めてシた時以来かもしれない。

「............っ......ぁ............」

そんなことを思っていれば、分かりやすく期待してしまっていた俺の熱に、坂田の指が伝う。
撫でるように指を根元から先端まで辿った後、優しく包み込むようにきゅ、と握られて、その刺激に喜ぶみたいに身体が震えた。

「っぁ、あ゛............っ♡」

「んふ、きもちぃねぇ......♡」

しゅ、しゅ、と扱かれる摩擦に気持ちよくなっていれば、ゆっくりと手を離した坂田が、側に置いてあったローションの蓋をぱき、と音を立てて開ける。

「......っ」

「......あは。リボン巻かれてるん、すんごいえっち......♡」

改めて見返して、再度良いと思って貰えたらしい。
ほんと、もう恥ずかしい。
早く解いてくれると思ったのに、解いてくれるどころか肌に食い込んじゃうくらいに縛り付けられたまま。

今日以降、リボンを付けるのはもう勘弁だ。
恥ずかしい。ほんと。

そんなことを思っていれば、体温でローションを温め終えたらしい手のひらを再度熱に持っていって、ぬるりと触れた途端、くちゅ、♡とローションの音が弾くように耳に入ってくる。

「ッん......ッ♡」

ふるりと睫毛を震わせて、坂田が未だ羽織ったままのバスローブを強く握りしめた。
自分の下半身を見つめていれば、ゆっくりと包まれた熱がグチュグチュッと激しく上下に扱かれて、その気持ちよさにまた身体が大きく震える。

「ッふ、......っ、く、ぅ゛♡♡」

「ほんまかわえぇ......きもちぃん?」

「......ん、ん............っ」

必死になって頷くと、かわいい、なんて言いながらキスをしてくる。

頭がふわふわする。気持ちいい、良すぎる。

キスをしている最中にしゅる、と何か解かれる音が聞こえて目を開ければ、坂田が着ていたバスローブを締めていた紐を解いていて。

「............っ、」

バスローブの隙間から見える肌と、下半身に引っかかったように盛り上がっている布が剥がれていく。
何度も見てきているはずなのに、その反り勃った熱の大きさを見つめては息が詰まって。

「......あんま見んといてや」

恥ずかしそうに微笑んだ坂田がちゅ、とキスをしてきて、気づかないうちに凝視していたのかと恥ずかしい気持ちになる。
見てない、なんてつまらない嘘を吐けば、目を丸くした坂田が柔らかく微笑んだ。
ぴと、と性器同士をくっつけて、俺に覆い被さるように俺を包みこんでくる。

「......さかた............」

俺の大好きな、さかたの体温。
もっと近付きたいと首に腕を回して抱きつけば、小さく笑った坂田が俺の腰を掴んで、俺の性器に熱を擦り付けた。

「っぁ、......ッ、やば、きもちぃ......゛♡♡」

「ん......ふへ、きもちぃ、ッねぇ......っ」

ずりゅっ、ずぢゅッ♡と熱同士が擦れて、坂田の手によってローション塗れにされていた俺の熱がぷるぷると揺れ動く。

気持ちいい......ッ擦れるの、やばい、やばい......!

もっと気持ちよくなりたくて、坂田の腰の動きに合わせてかく、かく、と揺らす。

坂田に強く抱きついて、ゆらゆらと腰を揺らして、互いの性器を擦り付け合って。
その度に触れる熱が、ひどく熱くて。

「......うらさん、」

「............ッ、ぁ、!」

坂田の手が熱へと辿って、ぎゅぅ、と2つ分の性器を握りしめた。
先端を親指でゴシゴシ擦られて、いきなりの強すぎる刺激に電流が流れるみたいに視界がチカチカする。

「あぅ゛ッぁ、あ、あッ!」

「ッぁーー......ッふ、きもちぃね...?」

「ッ、ひぅ、だめさかちゃ、っぁ、ぅ、うぅ゛〜〜ッは、ぁッ...゛♡♡」

とぷとぷ...ッ♡と甘く溢れ出していた先走りのせいで、ぐちゅぐちゅと淫らな音が響く。
俺が先端に弱いことを知っている坂田は、そこを執拗に弄ってきて。
あまりの強い刺激に逃げようと腰をくねらせるが、しっかりと腰を掴まれてしまい身動きをとることができなくなっていた。

「ッひぅ、むり、もぉむりぃ......」

「っあは、無理やないやろ〜?ほら、いっぱい腰揺らしてるくせに......♡」

「んぁ、ひ、ぅぅ......ッ゛♡♡」

ぐちゅぐちゅッ♡ずりゅ、ッぐちゅッ゛♡
先端を指で擦られて、込み上げてくる射精感に震えながら坂田を抱きしめる。
ふわりと香る坂田の汗の匂いにまた興奮して、坂田の指の動きに合わせて腰を揺らした。

「ん、ん......ッぅ、う゛♡」

「んふ、かんわぃ......イきそう......?」

「ん、ん......!ぁ、゛いぐ、いく、♡」

目を閉じて、下半身の刺激だけに集中する。
それに気づいたのか、坂田の手の動きが早くなって、唇を噛み締めてそのまま絶頂した。

「〜〜〜ッん......ッ゛♡♡......っは、ぁ、ぅ」

ぴゅ、びゅぅ、と身体の外へと溢れ出る感覚に、ぶるりと身体を震わせて唇を噛み締める。
ふわふわとしていた頭が段々と冴えていくのを感じながら、ゆっくりと目を開いた。
すると、視界たっぷりに映る坂田の顔が、ふわりと微笑んで。

(さかた、......すき、すき)

本人に伝えたいのに、満ち足りた気持ちのせいで声にすることができなくて。
ぎゅぅ、と抱きしめると、その意図を読むように抱き締め返してくれた。

「......ん、さかた..................イッてないの、?」

坂田が俺の精液で汚れてしまった手のひらを見つめているのを眺めていれば、まだ反応しきっている坂田の熱に気づいてしまう。
俺が何も考えられずに先にイッてしまったから、まだ刺激が足らなかったのかもしれない。

「ん?...ぁれ、そうみたい。気持ちはいっぱいいっぱいなんやけど」

上に置かれていたティッシュで手を拭きながらそう甘く微笑む坂田に胸を締め付けられながら、ギシ、とベッドの音を立てて起き上がる。
坂田をヘッドボードの方に誘導させた後、坂田の股に顔を埋めて、邪魔になりそうだった髪を耳にかけた。

「ぇ、......っ、してくれるん、?」

「......だって、おまえイッてない」

「んやっ、これは興奮しとらんからとかやなくて......!」

「わかってる!......今日は、特別に奉仕してやる」

クリスマス、だからな。

そう呟いた後、はぁ、と甘い息を吐いて、大きく期待している坂田の熱に顔を近づけた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

今日以上に、12月24日を喜んだ日はないだろう。

俺の色をしたリボンを巻いて、滅多にしてくれないフェラチオまでしてもらえちゃうなんて。
ぴちゃ、と水音を立てて俺の熱を舐めるうらさんの頭を撫でると、くすぐったそうに肩を竦めた。

「......うらさん......咥えて......」

猫が水を飲むように、小さな舌でちろちろと舐めてくれるうらさんにそう言うと、うらさんの耳がじんわりと赤くなっていく。
きゅ、と唇を噛み締めたあと、意を決したように小さな口をできる限り開くうらさんの口の中があまりにも色っぽくて、無理やりにでも突っ込みたくなってしまう。
俺だけがうらさんの口の中を堪能できることに優越感を感じながら、自分の熱の先端をうらさんの口へと向けさせると、ぱく、と甘く咥えた。

「ん、む............んぅ」

ちぅ、と先端に吸い付くうらさんに興奮して、すぐにでも達してしまいそうだ。
俺の熱を美味しそうにしゃぶるうらさんをただ無言で眺めていれば、不安そうに上目遣いをして俺を見てくるうらさんと目が合う。

「んふ、......きもちぃよ、」

じょうず、うらさん。
そう言って頭を撫でると、へにゃ、と眉を下げて嬉しそうに頬を上気させたうらさんが、もっとできると言いたげに俺の熱を喉奥まで埋めていく。

「っ、ぁ」

「ん、ぐ、......っ」

ずりゅ、とうらさんの口の中に擦れる熱が気持ちよくて、ぴくりと身体が強ばる。
それをお気に召したのか、嬉しそうに刺激を強めてくるうらさんの髪の毛をくしゃりと触れた。

「っ、うらさ、」

「ん......ッぐ、ふぅ......ッ♡」

うらさんの口の中、あったかい。
くぽ、くぽ、♡ゆっくりと上下に扱いてくるうらさんの動きに合わせて、僅かに俺も腰を揺らす。
その間も弱い裏筋を熱い舌で弄られて、あっという間に絶頂まで行ってしまいそう。

「ん、ん゛......ッぷは、ぁ......っふへ、すっげぇ......おっきぃ♡」

「............っ、うらさ、」

「こんなビンビンになって、ちんこ痛いんじゃねーの......?♡」

先端をぐりぐりと指で擦られながら、意地悪く微笑んで見せつけるように裏筋を舐めてくるうらさんにゾクゾクと身体が痺れて。

(おれのちんぽ咥えて興奮してるうらさん、えろすぎやろ......!)

すん、と裏の根元の匂いを嗅がれて、ちゃんと洗っていてもちょっとだけ心配になってしまう。
クサイって思われて萎えられたりとかしたら嫌や。
うらさんは潔癖やから、ちゃんと洗ってからじゃないとフェラもしてくれなさそうやし。

「......ん......♡」

それなのに、匂いを嗅いではまるでフェロモンに包まれたかのように蕩けた顔をして、すんすんと何度も嗅いでくる。
えっちだ。えろすぎる、視界の暴力や。
思わず両手で顔を覆うと、ギシ、と少しだけベッドが沈んだかと思えば、うらさんの手によって顔を覆っていた手のひらが奪われる。

「......だめ.........ちゃんと俺のこと見ろ......♡」

「......っ、ぅ、らさ、」

ぷるんと潤んだ唇に、とろんと甘く蕩けた瞳。
ぷっくりと膨らんで主張している乳首に、とろとろと甘い蜜が溢れてシーツに糸を垂らしているうらさんの可愛いペニス。
その身体を包んできゅうきゅうと強く締め付けている、うらさんが付けた赤いリボン。
ところどころ染みていて、まるでリボンの上に付けたキスマークみたい。

(どうしよう、エロすぎる......ッ!!)

こんなえっちなうらさんを、独り占めできるなんて。
その喜びを噛み締めていれば、じぃっとその様子を見つめていたうらさんが満足そうに微笑むのが分かった。

「......ふ、おれのこと、えっちな目で見てる...♡」

「ッぁ、たりまえやろ......ッ!!」

「ふふ、さかちゃんのえっち〜♡」

くふくふと笑いながら頬にキスをしてくるうらさんを押し倒したい気持ちで山々だが、タジタジな俺を上機嫌な様子で見てくるうらさんも可愛くて、その2つの天秤がゆらゆらと揺れる。

「......ね、さかちゃん」

「......?」

頬にキスをしていたうらさんがゆっくりと下へ移動すると、反り勃ちすぎて少し痛い性器をするりと手で撫でた。

「っ、ぅ、」

「......ん、♡はい、♡」

すると、ぽかぁ、と口を大きく開いたうらさんが、俺を見あげて。

「おぇのくち、つかっれ......?♡」

その言葉の意味を理解する前に、ぷちんと細くなっていた理性の糸が切れるのがわかった。
気づけばうらさんの頭を掴んで、喉奥まで一気に熱を押し込んで。

「んぐ、ぉ゛ッッ♡♡」

「ぁーッ、うらさ、きもちぃ、うらさ......ッ」

「ォご、゛ッッッ、ッ゛♡♡」

グポッ、ずりゅっ、ぐちゅッ゛♡
前後に腰を大きく揺らす度に、うらさんの熱い口の中でちんぽが擦れて気持ちいい。
苦しそうに涙目になりながらも嬉しそうに咥えてくれるうらさんが可愛くて、更に煽られた興奮を押し付けるみたいに深くまで押し込んで律動する。

「んぐ、ぅ、ぐ゛......ッォ゛♡♡」

「うらさ、ッ喉奥、俺のでトントンされるんきもちぃ、?」

「ッぅ゛♡♡ぉご、ッふ、ぅ゛♡」

「こうやって、ッあとでいっぱい後ろのお口にもご褒美あげんとなぁッ♡」

「〜〜ッ゛ん、んぅ゛ッ゛♡♡」

後ろで犯されるのを想像したのか、きゅぅぅッと強く締め付けてくる喉奥に射精感が襲ってきて、腰を動かす速度を早めていく。

「は、ぁッいく、でる、でる......ッ゛」

「んォ゛ッッ、んぐ、ぷはぁ゛......ッ゛♡♡」

ずりゅッと勢いよく口の中から熱を引き出して、ビュルッビュクッと熱をうらさんの顔へと吐き出す。

「っ、は、ッ......はぁ......ッ」

「......ん......ッ...♡」

うらさんの唾液でべとべとに濡れた性器をしゅ、しゅ、と摩って、ぴゅ、とまだ吐き出せていない精子をうらさんの顔に満遍なくかけた。
まだ小さく開いているうらさんの唇にふに、と先端を充てれば、ちぅ、と吸い付いて先端に付いた精子を舐めて綺麗に掃除してくれて。
俺のを美味しそうに舐める顔が、あまりにも暴力的すぎる。

「......ん、......ごめ、うらさ......顔に......」

「...ん、いーよ......♡きもちかった......?♡」

「......うん、そりゃもぉ、十分......」

頭を撫でながらそう言うと、嬉しそうに微笑んだうらさんが小さく咳を零しながら、口元の周りに付いた精子を舐めていく。
その様子を見つめながら、口元以外に付いた俺の白濁液を顔にすりすりと擦り付けた。

「......?さかた......?」

「......俺ので、マーキング」

そう言ってすり、と精子を顔に伸ばしていく。
やばい。これ、怒られるかな。
不安に思って顔を見つめれば、案外にも照れた様子をしていて。

「もぉ......顔、カピカピになる......」

俺の行動と止める様子もなく受け入れてくれるうらさんに胸が熱くなりながら、すりすりと頬を撫でて精子を擦り付けた。

「......お肌綺麗になるで?」

「ふふ、でもカピカピはやだよ」

くすくすと笑ってくれるうらさんが愛おしくて、ちゅぅ、と唇にキスをする。
うらさんもすぐに首に腕を回して応えてくれて、舌を絡め合った。

「ん、ん......♡」

ちゅ、くちゅ、
強く抱き締め合いながら、深いキスを交わす。
はだけていたバスローブの中に手を擦り込むうらさんに気づいて、キスをしながらバスローブを脱いで投げ捨てた。
何度も角度を変えて深い口付けをして、直に肌を重ね合う。

「......ん、さか、もっと......♡」

「うん......♡」

この"もっと"は、キスのこともハグのことも含まれている。
それを分かってる俺は、強く抱き締めながらゆっくりとうらさんの身体をベッドへと沈めた。
何も入り込めないほど強くキツく抱きしめて、どちらからともなく舌を絡め合う。

「......っ、ん、ぁ......ッ♡」

伸ばされたうらさんの舌にちぅ、と吸い付くと、甘い声を漏らすうらさんに、脳がまたふわふわと溶けていって。
うらさんとキスすると、気持ちいいこと以外何も考えられなくなってしまう。
下半身の熱ももうお互いに反応していて、くちゅ、と淫らな音を立てて擦り付けあっている快感に先走りが絡み合った。

「は、ぁ......ッ」

唇を離すと、ツ、と銀の糸が2人の舌を伝う。
物足りなさそうに俺を見つめるうらさんに触れるだけのキスをしたあと、耳元にそっと囁いた。

「......四つん這い、なれる?」

「......ッ、」

そう囁くと、真っ赤な顔をしたうらさんが小さく頷く。
さっきまであんなにノリノリだったくせに、理性が元に戻れば照れ屋になるのも可愛すぎる。
少し身体を起こすと、ゆっくり起き上がったうらさんが身体を捻って俺に背中を向けた。
膝を立てて、猫が伸びをするみたいにお尻をあげると、縦にぷっくりと線の入った秘部が期待しているようにヒクヒクと疼いていて。

「......ッさかたぁ......♡」

枕をぎゅぅっと抱きしめて、俺を横目に見ながらおしりをゆるく揺らすうらさんに、ごきゅりと喉を鳴らす。
どうしよう、今すぐぶち込みたい。
あかん。せっかくのプレゼントなのに、ここでぐちゃぐちゃにしてしまったら勿体なさすぎる。
それでも、汗ばんだうらさんの秘部がむわりと籠っていて、それに更に興奮を煽られた。

「......ッ、ゆび、いれるよ、」

「...ん、はやく、......」

シーツに放り出していたローションのキャップを開けて、ぶちゅ、と多めに出す。
はやく挿れたい。弱いところも嫌と言われるまで虐めたい。たくさん可愛い声で喘いでほしい。
そんな願望がふつふつと湧いてきて、俺は目をガン開きにさせてローションを手に馴染ませた。

「......いれるで」

「ん......♡」

ギシ、とベッドの音を立てて、うらさんの尻たぶを掴む。
ぐに、と尻の割れ目を伸ばすと、ひくひくと疼いていた穴が少しだけ開いた。
ここの中で、俺は今までに何度果てただろう。

俺しか触れたことがない、俺だけの場所。
ぬぷ...♡とゆっくり中指を挿れれば、あっという間に飲み込まれてしまった。

「ん、ふ......ッ......♡」

「うらさんのナカ、熱くて柔らかい......」

「ん............♡」

「......俺のために準備してくれて、ありがとぉ」

準備をするのだって、簡単なことじゃない。
俺とするために、最善の状態になるまで準備してくれて。
それだけで、うらさんから愛されてるって感じてしまう俺は、あまりにも幸せ者すぎるだろうか。

「......ん............」

照れくさそうにそっぽを向いて、きゅ、と枕を握るうらさんに微笑む。
多分きっと、この思いは伝わっているだろう。

ぬち、ぬち、とゆっくり動かして、うらさんのナカにいる指の異物感を無くしていく。
何度経験しても、やはり最初は身体がその異物感に戸惑ってしまうらしい。
最初の頃は指で慣らすだけでかなりの時間がかかったが、今はうらさんの身体が適応してきたのか少し慣らすだけで異物感から快感に変わるようになってきた。

「...ん、ん......ッ♡」

「......んふ、きもちぃ、?」

「ぁ、う、......ん、きもちぃ、ッ」

奥に入れる度に柔らかく溶けて、抜こうとするときゅぅっと締め付けてくる。
こんなに締めつけの良い性器を、俺が開発させたのだと思うと優越感ままならない。

「......ッぁ、あッ♡」

ぷっくりと膨らんで触って欲しいと強調しているしこりを押すと、うらさんの腰が動いてぷるぷると前の熱を揺らした。
気持ちよさそうに声を出すうらさんの顔を見つめながら、ぐちぐちッと激しくナカを指で貪る。

「ひぅ゛、ぁ、はげしぃ、♡」

「ん......指増やすで」

「んぁ、あ、あ゛......ッ!!♡」

ぶちゅ、と指を2本も増やして、3本の指でうらさんのナカを苛める。
その刺激から逃れようとしたのか、倒れそうになるうらさんの腰をしっかり持って、固定した状態のまま執拗にぷっくりした前立腺をずりゅずりゅッ♡と撫でた。

「ぁ゛っ!あぁ、゛ッふ、うぅ゛〜〜...ッ♡♡」

「ここ、好きやもんね......♡いっぱい触ってあげるからねぇ♡」

「あ゛ひぃッ♡ォ゛、やら、やらぁ゛ッ♡♡こんな、すぐイッちゃ゛......ッ♡♡」

ぬちゅ、ぐぽッ♡と音が妖艶で激しくなるにつれて、うらさんの絶頂も高まっていく。
必死に快感から逃れようと爪先までピンと伸ばしたり枕をカリカリと引っ掻いたりしているが、全く効果がないどころか余計に感じてしまったみたいで。
涙を流しながらイヤイヤと首を振るうらさんが可愛くて、ナカを弄る指の速度を早めた。

「ほら、イッちゃえ......♡」

「あ゛、あっ、゛ン゛んぅ、ァ゛♡♡」

「ほんまかわえぇ......俺にいっぱいナカいじられて、えっちな音いっぱい出して、ほんまかわぃ♡」

ぶぽっ、ぐちゅ、ぶちゅぬちゅ゛ッ♡♡
前立腺をトントンと押したり、ゴシゴシと擦り付けたり、3本の指をナカでバラバラに動かしたり。
逃げられない快感に溺れて、あっという間に絶頂目前まで来た。

「ン゛ッいくぅ、゛ッ♡♡ぁ、ォ゛ッおしりでイッちゃ、ッイ゛............ぐ゛ッ〜〜〜ッ......♡♡」

ガクガクッと大きく震えたかと思えば、ギューーッ♡♡と強く指を締め付けて激しく達した。
ぷし、と潮まで吹いて、シーツがあっという間に広く染みていく。

「......ッぁ゛......ッ♡......は、......はぁ......ッん、♡」

「んふ、潮まで吹いちゃったの...♡ほんま、お尻でイくんじょーずやねぇ♡」

ぬぽっとうらさんのナカから指を引き抜くと、秘部が赤く腫れていて、何ともエロいお口に出来上がっていた。
熱くなったナカで指を動かしていたせいで、お風呂上がりみたいに皮がふにゃふにゃになっている。

「俺の指ふにゃふにゃになっちゃった......♡」

「......ッ、♡」

「......ほら、舐めて......?♡」

口元に指を近づければ、とろんと瞳を蕩けさせて。
ぺろぺろと猫が毛繕いをするみたいに舐め始めるうらさんに、ゾクリと身体が痺れる。

「んむ、ん、ぅ♡」

「......あは、かわぃー......」

チュポッ♡と指を引き抜いて、うらさんの身体をうつ伏せ状態から仰向けにさせる。
まだ身体を縛っている赤いリボンに目が行けば、解けてしまっているリボンを首元で結び直した。

「......解かねぇの......?」

「......なんか、勿体なくて。......それに、」

「......?」

「.........俺の色付けてるん、......俺のものって分かって、嬉しい」

そう言うと、目をパチパチと瞬きしたうらさんが微笑んで、俺を抱きしめた。

「......単純」

「......うるさい」

「ふふ」

さかちゃんだけの、うらさんだよ。
甘い声でそんなことを言われて、俺はまた幸せを強く噛み締めた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「......うらさん、いい......?」

肌に触れて、温度を確かめあって、幸せを感じる。
うらさんとなら、こうやって抱きしめ合うだけで多幸感で満たされていくんだ。
だけど、ここまで来たらやっぱり抱きたいなんて思ってしまう。
ぎゅぅっと強く抱き締めれば、くふくふと可愛く笑ったうらさんが抱き締め返してくれる。

「......いいよ。......おいで」

まるで、俺の全てを受け止めてくれるみたいな言葉を吐いて、俺を愛おしげに見つめてくる。
どちらからともなく唇を重ねて、キスの合間にうらさんの太腿を手に取る。
うらさん自身からゆっくりと開いてくれた股に入り込んで、ぷちゅ、と先端を秘部に押し付けた。

「ん......ッ♡」

ふるりと震えたうらさんを見つめながら、腰を掴んでゆっくりとナカへ入っていく。

「ッぁー............きもちぃ、」

「っん、ふ、ぅ゛......ッ♡」

「痛い、?キツくあらへん、?」

「へい、き、っきもちぃ......♡」

ぴとりとくっついて、ナカへと挿れる度に甘い息を吐くうらさん。
そんなうらさんの額や頬にキスをしながら進めていって、やがて下生えがうらさんの尻たぶに触れた。

「っん......はいったで」

「......ぅん、...ナカ、いっぱい......♡」

すぐイッちゃいそう、なんて頬を赤らめるうらさんの罪すぎる可愛さにトスッと胸を射抜かれる。
可愛すぎて、何だか腹までたってくる。
幸せそうに微笑むうらさんにキスをして、ゆっくりと揺さぶった。

「ん、ん......♡」

「......うらさん、」

「ッはぁ、.........ぅん、?」

ふわふわとした瞳で俺を見つめるうらさんが可愛くて、頬を優しく撫でる。
何も言わずに擦り寄ってくれるうらさんに、俺はその身体を包み込んだ。

「......好き」

「............ぇ、」

「......だいすき、」

普段は照れくさくて、うらさんに求められてからじゃないと伝えられない言葉。
常日頃思ってるくせに、言葉で表すってなると途端に恥ずかしくなったり、軽いかもって思ったり。
今の気持ちをそのまま表せる言葉が、俺の頭の中では見つからない。

だからこの高ぶった気持ちを、愛を。

「...愛してる、うらさん」

こんな一言でしか表せられない自分に、ちょっとだけ悔しく思ったりして。

「ッぁ、まっ、て」

「......?うらさん、?」

「ぁ、やだ、ッァ、まって゛ぇ......ッ゛♡♡」

ビクンッと大きく痙攣したかと思えば、ギューッ♡とナカを締め付けてきて、その急な刺激に驚いてしまう。
何とか持ち堪えたことに安堵の息を漏らす中、イッた直後のように肩を揺らして息を整えるうらさんに目を見開いた。

「......っも、しかしてうらさん」

「言うな......!!」

キッと睨みつけてワナワナと震える涙目なうらさんを見て、俺の顔は段々と赤くなっていってしまう。

うらさん、俺の言葉だけでイッちゃったってこと?
なんなんそれ。可愛いがすぎる。

この一瞬の出来事にプチンと理性が切れて、ゆっくりと引き抜いた熱をバチュッ゛♡♡と一気に押し込んだ。

「〜〜〜ッ゛あぇ、゛......ッ?♡♡゛」

「ッうらさん、......ッ!!好き、愛してる......!!」

「ッァ゛♡♡っ、やら゛っ、それ今いっちゃ、〜〜〜ッッ゛♡♡」

再度ガクガクッと身体を痙攣させるうらさんを見て、また絶頂したんだと分かる。
敏感すぎるくらいなうらさんの身体を抱きしめて、更に腰を激しく揺らした。
奥へと押し込むたびにパチパチッと電流が走るみたいに目がチカチカさせて、俺にしがみつくように抱きついて。

「ッひ、♡♡うぅ゛〜〜ッッ゛は、ぁ゛ッ♡♡」

「うらさん、ッほんまかわえぇ......っ」

バチュッ♡゛バチュッばちゅッ♡♡゛
激しく腰を揺らして、うらさんの尻に当たる音とナカで擦れる音が部屋中に響く。
うらさんはずっとイッてるのか、顔を涙や唾液でびちゃびちゃにさせている。
こんなだらしない顔、俺以外に見せられへんなぁ。

「ん、あは、かぁいい......♡」

「ッふ、ぅぅ゛......ッ♡♡あひっ、ぃ゛♡♡いぐッ、いきゅ、ぅ゛〜〜ッッ♡♡」

「ん......ッはぁ、やば、キッツ......♡」

グポッグポッ♡と腰を振る度にナカが悦ぶみたいに激しく音を響かせる。
その音に興奮を煽られているのか、既に絶頂しまくりのうらさんがふるふると首を振って。
その拍子にポタ、と落ちていく汗を眺めながら、吸い込まれるように唇にキスをする。
ぬる、と舌を入れると、息苦しそうに声を上げたうらさんがまたビクンと大きく痙攣したのが分かった。

「ッうらさん、ずっといってる、?」

「〜〜ッ゛......♡♡ぅ、う゛♡」

「...身体キツない、?一旦止める?」

「っ、っ、......ッ゛♡」

ずっとイッているせいか、話すこともままならないみたいで。
一旦落ち着かせようとナカから熱を抜こうとすると、腰に足を巻き付かれてホールドされてしまった。

「っ、うらさん、?」

「やら......ッふ、ぅ、ぬからいれ......ッ♡」

呂律の回っていない舌で必死に懇願してくるうらさんの言葉に頷けば、段々と落ち着いてきた様子のうらさんを見てほっと安心した。

「ずっとイッとったし、しんどかったやろ」

「...ッ...ん、......だって、おまえ、が、あんなこと言う、から......っ」

「......なんか、急に言いたなってん」

ごめんね、と頭を優しく撫でれば、俺に抱きついたまま弱々しく首を振るうらさん。

「......ん......うれしぃ......」

「......あは、もぉ〜なぁに......?そんな嬉しかったん?」

「......っ、おれも、だいすき...ばかさかたぁ......」

「んふ、最後のいらんやろ!」

ほんま、かわえぇ人。
涙を流すうらさんの目尻にキスを落として、愛おしいその身体を抱きしめる。
言葉一つで、こんなに喜んでもらえるなんて思ってなかった。
ちゃんと伝えられるか不安だったけど、言葉にしない方がうらさんにとっては不安だったのかもしれない。

「これからは、もっと伝えるようにするな」

「......いらねぇ......心臓に悪い......」

「んぇぇ、まさかのNGぃ!?」

「......いいから............っ......さっさといっぱい、ちゅうしろ......♡」

懇願するように潤んだ瞳でそう言われて、ぷちんと空気が変わったみたいに、俺は無防備に晒されていたうらさんの唇を奪う。
分かりやすく喜んで腕の力を強めてくるうらさんに応えるように、熱い舌を濃厚に絡ませた。

「んっ、♡んぁ......っふ、ぅ......ッ♡」

深いキスを交わしながら腰を揺らすと、それに合わせてうらさんの甘い声が漏れ出る。
さっきからキューッ♡と熱がナカで締められ続けているせいで、射精感がもう既にかなり限界まで迫ってきていた。

「ん......ッうらさん、」

「んぷッ♡ん、んッ♡ぅあ、ふ、゛♡」

「うぁさ......ッ」

どうしよう。足、離してくれないと。
ゴムを付けていない状態で挿入してしまった後悔を、こんな直前になってしてしまう。
うらさんもかなり出来上がっていて、俺を離さないと強くホールドしたままキスを続けてくる。
自分から腰振ってイイところ当てて感じてるん、エロすぎるやろ。

「......ッうぁさ、ん......っきいて、」

「ん、゛♡あは、ぁぅ゛、?♡ん、ン゛っ♡」

「ぅあさ、ちょ、とまっ、れ......っ」

「んん゛〜ッ゛♡ひもち、゛いく、いきゅッ♡」

俺の言葉など耳には入っていないようで、俺の熱を使ってグポッグポッ♡と淫らな音を立てて腰を揺らす。
やばい。このままだと本気でやばい。

「っ、うらさん......ッ!!」

「ぷぁ、ッ......、?」

今使える限りの力を振り絞ってうらさんの腕と唇から解放されると、しばらくとろんとしたままだったうらさんが赤ん坊のようにうるうると瞳を潤ませた。

「やら、っさかた、ぎゅう、ちゅう......っ」

必死に手を伸ばして俺を求めてくれるうらさんに悶えながらも、必死に耐えながら涙を拭う。

「ごめんうらさ、おれ、ゴムつけとらんくて...」

「いらない......!!」

「っぇ、?!......や、あかんようらさん、お腹壊しちゃう」

「......っ、プレゼント......さかたの、さかたのいっぱい、ほしい......っ」

「〜〜ッ゛、な」

まさか、うらさんからそんな言葉を聞けるなんて。
なんて幸せな日なんだ。クリスマス最高すぎる。
ぎゅうっと強く抱き締めれば、「チューもしろ!」なんて追加された可愛いお強請りに応えた。
うらさんの薄くて細い腰を手のひらで包んで、ズプッ...♡と奥深くに挿入すると、それだけでガクガクに震えるうらさんが愛おしい。

「〜〜ッォ゛♡♡あ、またいきゅ、゛ッでる、や、ぁあ゛〜ッ゛......ッ♡♡゛」

プシッ、♡と勢いよく溢れた潮が、うらさんの薄くて柔らかい腹を伝っていく。
男の性器としての機能を忘れてしまったうらさんの熱に気持ちが昂って、腰の動きを早めた。
うらさんの細くて薄い腰を手に取って、上に強引に浮かせたまま引き寄せる。
密着度が濃くなって、きゅう、と悦ぶみたいにナカが収縮した。

かわいい。気持ちいい。

______奥に出して、孕ませたい。

「ん、ッはぁ、いく、っ出すで......!」

「ぁ゛うッ゛♡♡ん、ッ♡さかちゃ、きてぇ゛ッッ゛♡♡♡゛」

「ぁ、ッい、く............ッ゛♡」

「ッひ、ぁ............〜〜〜ッッ......ッ、゛♡♡♡」

奥まで熱を押し込んで、ドクンと思いの丈を放つ。
ぎゅぅぅっと俺の熱を強く締め付けて、腰を浮かせたまま激しく痙攣しているうらさんを抱き締めれば、がっちりとホールドされてしまった。

気持ちいい。あたま、ふわふわする。

溜まっていたものがスッキリした感覚と、うらさんの熱くなった地肌の心地良さを感じて、今なら気持ちよく寝れてしまいそうだった。

「......ん.........っ、♡」

ピクン、ヒク、とまだ僅かに痙攣をさせたまま、すりすりと俺の身体を抱き締めて擦り寄ってくれるうらさんが可愛くて、頭を撫でる。
嬉しそうにさせたうらさんをぼんやりと見つめていると、首元で縛っている赤いリボンに目がいった。

「...........................」

俺はその赤いリボンを、ゆっくりと解いて。

「..................?」

そんな俺を、とろんとした虚ろな瞳で不思議そうに見つめてくるうらさんに構わずに、リボンを解いて首元を晒す。
緩く縛ったはずなのに、僅かにリボンの痕が付いていて。
自分の色でうらさんの身体に痕を付けてしまったことに何故か酷く興奮して、その首元に口付けた。

「んッ......!」

「.........ん..................」

「っ、......さかたぁ............」

ヂュ、と強く吸い付けば、首元に赤い華が咲く。

あぁ、ほんと。可愛くて仕方がない。

「ぁ、だめ、いっぱい、......ッん゛♡」

「......ん」

「隠すの、ッひ、大変なんだってぇ、...!」

ひとつ。ふたつ、みっつ。
緩く結んだ赤いリボンの痕なんて、すぐに溶けて消えてしまう。
だから、もっと長く"シルシ"を付けておかなくちゃ。

「...ええやん。冬やし、首元隠すのなんか簡単やろ」

「......っ、おまえ、なぁ」

「.........は......んふ、かぁいい〜...............」

いっぱい痕が付いたうらさんを見下ろして、満足して微笑む。
それを見たうらさんが、顔を赤くしながら睨み上げてきて。

「...お前ばっかずるい。」

「...なにがや」

「............おれも、する」

ぐっと引き寄せられれば、首元に強く吸い付かれて。
ピク、と身体を震わせながら、うらさんの満足がいくまで好きにさせる。
やがて唇を離したうらさんが、ふわふわした表情でにんまりと笑った。

「ふふ、これでお前も首元必死に隠さなきゃ、な...っ!!?」

挑発的な態度をとってきたうらさんを勢いよく抱き起こせば、いきなりのことに目を見開いてパチパチと瞬きをする。
まだ熱を抜いていないから、俺の膝の上で大人しく座っているうらさんが可愛くて。
首元に垂れ下がっていた解け途中のリボンを、シュルシュルと音を立てて解いていく。

「..................」

「..................もう、いいの......?」

無言でリボン解いていく俺に不安に思ったのか、少し小さな声で俺の様子を伺ってくる。
うらさんのことだから、また余計なことを考えて不安になってるんだろう。
太ももまで縛られていたリボンを解ききると、丁寧にまとめる俺を見て、きゅ、と首に腕を回した状態で不安そうに待ってくれた。

「.........うらさん」

「.........な、に...?......っ、ん」

ふに、と柔らかい唇にキスをすると、驚いたように目を開いたうらさんが、やがてゆっくりと目を閉じる。
感触を確かめるように何度も角度を変えてキスをした後、そっと唇を離した。

「.....................」

「.....................」

熱い視線が、きつく絡み合って。
その視線の糸に引き寄せられるみたいに、もう一度お互いの唇に触れる。
解いたリボンを手に取ると、うらさんの薬指にリボンを通して緩く結んだ。

「......そっち、...右手だけど」

ポツリとそう呟いたうらさんが、まだどこか不安げで。
クスリと微笑んだ後、うらさんの左手をそっと撫でた。

「...こっちの手には、本物つけてほしいなって」

「......!」

「やから、今日は右手で許して」

「.........俺は、長くは待たねぇぞ」

「んふ、うん」

小言を挟みながらも、右手を見て嬉しそうにはにかむうらさんに微笑んで、もう一度唇を重ねた。

(......明日本物を渡されるなんて、思っとらんやろなぁ)

そんな秘かな楽しみを抱えながら、うらさんの身体を抱えてゆっくりとベッドに沈み込む。
右手の薬指に赤いリボンを付けたうらさんが、俺を見て甘く微笑んだ。

それを了承ととった俺は、うらさんの身体をもう一度堪能するために、うらさんに深く口付けをした。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「ッあ゛、っひ、ぅッ、〜〜〜......ッッ゛♡♡♡」

うらさんの腰を掴んで、グッグッとナカに熱を押し込む。
身体を痙攣させているうらさんの背中を見下ろして、暑いのか赤みが増している肌をするりと指で撫でた。
すべすべで、ひとつのキズもない白い肌をした背中。
綺麗で、柔らかくて。
だけどどうしようもなく、その背中を傷つけたくなって。

顔を近づけて、背中をガブッと強く噛むと、小さく声をあげたと同時にナカをきゅう、と締め付けた。

「ッぁ、さかたぁ、......!」

「ん......すきよ、うらさん」

「〜っ、ばか、噛みながら、いうなぁ、!」

ぱちゅ、ぱちゅ、♡
甘く蕩けた空間の中で水音が生々しく響いて、欲求を高ぶらせる。
じんと赤く染まった背中についた歯型にキスを落として、とちゅっ、と腰を引き寄せた。

「あぁっ♡ん、ん゛......ッ!!♡」

「ぁーいく、...は、っ、」

「あっ、あっあっ...!!♡゛んゃっ、ひ、ぅ゛♡」

とちゅっ゛♡ぱんっ、ッ゛♡
ぐ、と腰を斜めにしてうらさんの腰に体重をかけると、より深くに入ってしまったのかズブッ♡゛と猟奇的な音が響いて。

「あひっ、ッ!?゛♡♡ォ゛ッ...〜〜ッ゛♡」

目をチカチカさせた後、きゅぅぅっ♡とナカを締め付けて収縮するナカの刺激に耐えられずに、射精感を受け入れた。

「っぁーーいく、でる、っ、く......ッ!!♡♡」

「ッァ゛ッ〜〜〜〜〜ッ.........ッ゛♡♡♡」

ドクン__!!♡♡と奥の中にたっぷり注ぎ込むと、身体を大きく反らしたうらさんが大きく絶頂した。
うらさんが四つん這いになってる股の下は、シーツが染みているのが丸分かりなほどびしょびしょに濡れていて。
太ももにも伝っている雫を手で撫でながら、もう力が抜けてほとんどベッドに沈んでしまっているうらさんの身体の上に重なるように身を乗せた。

「ぁ、ふか、深ぃ......っ゛♡」

「は......ん、奥、きもちぃねぇ......♡」

「ぁっ、!♡まっれ、まだぉれ、いって、ッ゛♡」

うらさんの上に乗っかったまま、ずりゅっずりゅっと身体ごと前後に動かす。

密着度も高いし。うらさんも逃げられない。
ぐちゃぐちゃになった、えっちなうらさんの顔も見れるし♡

淫猥で思わずかぶりつきたくなる顔をしたうらさんの唇をはむっと啄んで、ヘコヘコと腰を揺らした。

「んむっ、ぅ゛♡ぅぅ゛む......ッ♡♡♡」

「は......ぁ、ん、うらさん、締め付け良すぎ...♡」

ぢゅぷっぢゅぷっ♡と下で響く淫らな音に呼応するように、ゾクゾクと身体を痙攣させるうらさんの唇を強引に奪って。
キスだけで締め付けが良くなったナカにご褒美を与えるように、奥をトントンとノックする。

「んグッ♡゛ぅ、うう゛〜〜ッ゛!、!♡♡♡」

「ん...っは、やば...キッつい♡また、いきそ、」

「ぁ、ッいっれ゛、ぉれのなかで、ぇ゛♡」

「っぁ、いく、い、く、............ッッ、!♡」

「〜〜〜〜ッ゛ぁ゛、は......ッ♡♡♡」

ビュ〜〜ッ♡♡と奥深くで欲を放つと、その精液を搾り取るかのように強く締め付けてくる腸壁にふるりと身体を震わせた。
超気持ちよかった。ほんまに最高だった。
しばらくそのふわふわした快感を味わったあと、力尽きたようにだらんとうらさんの上に体重をかけると、ぅぐ、なんて少し苦しそうな声が聞こえてくる。

「っ、ん、......うぇ、のるな、...」

「んーー......うらさん、ちゅー......♡」

「ん、...っ、......もぉ......♡」

呆れたような声を吐きながらも、なんだかんだ嬉しそうに受け入れてくれる可愛いうらさん。
ぷちゅ、とくっつけるだけのキスをして、汗でしっとりしている髪の毛を撫でた。

「んふ、...ありがとね」

「.........ん」

行為を終えたあと、何となくいつもありがとうと伝えると、嬉しそうに頭を預けてくれるうらさんがいて。
それが可愛くて、頬にたくさんキスを落としながら頭を優しく撫でてしまうのだ。
そんなことをしているといつもすぐに時間が経ってしまうのだが、冬は身体を壊しやすい。
汗もかいているし、うらさんが風邪をひかないようにしなきゃ。

「お風呂沸かしてくるから、ちょっとだけ待っとってね」

「...っ、ぁ.........」

うらさんが何かを言う前に、ちゅ、ともう一度触れるだけのキスを落として、布団をかけた後急いで風呂場へと向かう。

「......もうちょっと、あのままでよかったのに」

そう呟いたうらさんの小さな本音は、俺の耳には届かなかった。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

「ふぅ......きもちぃ〜〜♡」

あの後、坂田がすぐに湯船をはってくれて、姫抱きをされて風呂場へと連れ込まれ、何をせずとも色んな下処理を済ませてくれた。
浴槽の中で後ろから抱きしめられながら浸かっていて、あまりのあったかさに眠気が襲ってくる。

「んふ、ねむい?」

「ん......」

「おめめとろんてしとる。かぁぃ〜...♡」

行為後の風呂では、俺は坂田にされるがままだ。
なんせ体力が追いつかない。
今日はまた一段と増してすごかったけど。
ちゅ、ちゅ、と懲りずに何度も首や頬にキスをしてくる坂田の方を向けば、甘く微笑んだ坂田が俺の頭を撫でてきて。

「ん.........」

ちゃぽん、と水音を鳴らしたかわりに、音を立てずにキスを交わす。
あったかい。ふわふわする。
幸せすぎて、少し気を抜けば涙が出てしまいそうだった。

「...んふ、手すべすべやなぁ」

「.........ん」

ぱしゃ、と湯の中から手を出して、俺の指を絡ませる。
にぎにぎと幸せそうに笑いながら俺の手を握ってくる坂田に愛おしく感じながら、眠気が増して目が虚ろになっていく。

「.........ね、うらさん」

「...ん......?」

「1個...お願いが、あるんやけど、さぁ」

少し言葉がたどたどしくなった坂田に眠気が少し覚めれば、俺の顔を伺うように覗き込んできて。

「...聞いてくれる?」

「......なんだよ」

こてん、と坂田に身体を任せて体重をかけると、嬉しそうにお腹に手を回してきた坂田が意を決したように口を開いて。

「...今日のあの赤いリボン......ほしいんやけど」

「............は、ぁ、?」

何を言われるのかと思えば、想定していなかったお願いに、眠気など一気に覚めてしまった。

だって、リボンって。
シーツの上で、無惨にぐしゃぐしゃになったまま、俺が坂田に風呂場へ連れていかれる前に解いて置いたままにしたあのリボンだろ。
自分の汗やカウパーでベタベタになって、もう使える術がないに決まってる「あのリボン」だろ。

「......っっ、ぜってぇ、やだ!!!!!!」

包んで、解いて、抱き締めて。

そんな俺の想いをのせたあの赤いリボンは、次の日の朝になってもねちっこく懇願してくる坂田に断固拒否し続けた俺によって、丁重に処分された。

fin.

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