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[R18][ShimaSen] ハッピー軟禁生活

Author: せきり

Link: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21065556

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smsn
R18

 目が覚めたら知らない部屋で、かつ部屋から出られなかった場合、人はどのような行動をとるか?

「…二度寝、するかぁ」

 答えは現実逃避である。



 朝起きて前日の記憶がなかったのは今回が初めての経験ではない。ついこの間酒の味を覚えたばかりの大学生として、御多分に洩れずアルコールによる失敗は既に多く経験している。けれど記憶がない上に今いる部屋のことすらわからないなんて事は初めてだった。ラブホならともかくとして、ここは明らかに人の住んでいる部屋だ、綺麗に片付いてはいるが生活感がある。ワンナイトであれば隣に女の子が寝ているはずだし、仮に先に起きていたとしても外から部屋に鍵をかけることはないだろう。

_どうすんねんこれ。完全に詰みやん。

 日時不明・外部との連絡手段なし・知らない部屋・外から閉じられた鍵、さらにご丁寧なことにこの部屋には自分のスマホどころか時計の一つもなく、今が何時なのかも分からない。これはもう、もしかしてもしかすると…

_誘拐されてもうた、んかなぁ

 誘拐されたのかもしれないと言ったって、監禁こそされているけれど、自分は身長170cmを超える成人男性で、特に拘束もされておらず、なぜか部屋もいい匂いがするのでついつい気が緩んでしまう。焦ったところで部屋の主人が扉を開けてくれるまではどうにもできないのだし。一先ずの仮定に行きついても自分の頭は存外冷静なもので、先月奮発して買ったブランド物の腕時計の安否を案じるくらいの余裕はあった。

___________コンコン

「センラくん、起きた?開けてもええ?」

「…!」

 早速誘拐犯の御登場だ。声色からするにそれほど歳の離れていない男性のものだろうが、知り合いのそれではない。だというのに名前を知っていると言うことは学生証を見られたか、ストーカーかの2択だ。
 というかダメだと言ったら開けないのか?まぁ何の解決にもならないのでそんな無駄なこと言わないけれど。

「どうぞ…」

 ガチャガチャと音を立てながら錠が解かれていく。考えたくもないが、やけに時間が掛かる様子から察するに恐らく扉に掛けられた鍵の数は一つや二つではないのだろう。余程俺に対する執着があるとみえる。こわ。

「お、おはよう…!センラくん…」

 不器用な笑顔を浮かべながらそーっと扉を開ける誘拐犯。予想通り知り合いではなかったが、なんていうか、ものすごい、イケメンだった。

_うわっ、こらまた…反応に困るわぁ。

「えと、センラくん?もしかしてまだどっか痛む?」

 言葉を返さないままに顔を顰める俺に対しイケメンさんが心配そうに尋ねてくる。と言うかまだってなんだ、やはり俺はここに連れて来られるまでに何か痛みが残るような暴行を加えられているのか。

「あ〜、いや、それは全然、大丈夫ですけど。お兄さんはその…どちら様で?」

「そ、そうやんな!あは、ごめんな?まずは自己紹介せなね。えっと、俺の名前は志麻、月崎志麻。で、歳はセンラ君の一個上の大学3年、通ってる大学は一緒やよ。あっ、センラ君のことは大体なんでも知っとるから大丈夫やで!」

 言葉に詰まりながらも俺の要望通り軽い自己紹介をしてくれる。上辺だけなぞればただの友好的な先輩なのだが、“なんでも知ってる”発言からしてもやはり彼はそういう類の人なのだろう。
 それにしても月崎志麻、その名に心当たりはないがはじめて聞く名前でもない気がする。さてどこだったか。

_月崎…月崎…月崎志麻…あ。

「えと、それでな…」

「あの」

「えっあ、なに?」

「もしかして、なんですけど。月崎さんってあの“志麻様”ですか?」

「え"っっ」

 この驚き様、やはり彼は“志麻様”なのだろう。先ほどまではモジモジと顔を赤らめていたが、今はあんぐりと口を開け顔面蒼白である。
 一応説明しておくと“志麻様“というのはあだ名の様なもので本人が自称しているわけではない、らしい。なんと言っても俺自身は飲み会の席でサークルの女子が話していた噂を聞いただけで、今まで本人に会ったこともなかったので確信持ったことは言えないが、クールで毒舌でドSでとんでもない美形、その上大企業の御曹司、ついでに学生起業家、それが志麻様もとい月崎志麻に必ずと言って良いほど修飾される言葉たちだった。

「いやその、それは誤解というか…」

 しかし、それにしては妙である。あの高名な志麻様が俺のような相手にここまで挙動不審になるだろうか?今の彼はさながら恐ろしく顔の良いコミュ症、と言ったところだ。クールでもなければ毒舌でもないし、もちろんドSという訳でもなさそうだ。

「あの、センラくん聞いとる…?あれは周りの女こ子が勝手に話しとるだけで俺が言い出したんとちゃうくて、」

「あぁそれはもちろん、わかってますけど。でもそんな噂されるような…えっと、月崎先輩?になんで僕が誘拐…あー、お家にお招きいただけたのか、って聞いても?」

 恐る恐る、変なところを突いて藪が出てこないよう気をつけながら本題を聞く。答えをくれるかはわからないし、答えてくれたところで
碌なものが返ってくると期待していたわけではないけれど。

「誘拐…そうやんな、気になるよな。うん。…違うんよ?いや違くはないんやけど、その、なんて言えばええんやろな。ほら、センラくんさ、この前同じサークルの後輩の子に告られてたやろ?断ってたけど。でも、センラくんが他の子に取られてまうって思ったら俺、居ても立っても居られんくて、つい…」 

「…は?」

「あっ、ごめん怒っとる?怒っとるよな、急にこんなとこ連れてこられたらそら怒るわ。ごめんな?でもな、でも俺…!」

「いや怒ってるって言うか…」

_俺、そんな軽いノリで誘拐監禁されてるん?

 人1人攫う動悸がそんなその場のノリ、程度のもので良いのか?これでも周囲の人々といい人間関係を築いてきたつもりだったのだけれど、まさか誰も自分の状況に気付いてくれていないのだろうか。というかなぜこいつは後輩に告白されたこともそれを断ったことも把握しているんだ、まだ一週間も経っていないし周りの誰にも伝えていないのだが。

「あー、俺多分この後バイト入ってるんですけどそれまでに家に帰してもらえたりは…?」

「だめ」

 だめか。スマホくらい返してもらえないかなとも思ったけれど、この即答ぶりからして厳しいだろう。

「でも何の連絡もなしに急に休んだりしたらやっぱりちょっと心配というか、怪しまれたりするかもじゃないですか?」

「センラくん、もしかして志麻のこと心配してくれてるん…?ありがとうな!でもバイト先にも大学にも連絡入れとるし、センラくん一人暮らしやから親御さんもすぐに連絡してきたりはせんはずやから大丈夫やで」

 なにが大丈夫なんだろう?完全に外堀を埋められてしまっている。これが大学3年生にできる技だろうか?
 一言だって了承の意を口にしてはいないのに、もう完全に帰す気のない人間の態度である。

「ふふ、センラくんはなんも心配せんでええからね?センラくんの周りの人に心配かけへんようにはしとるし、知っとるかもしれんけど俺親から貰ったマンションはもちろん起業もしとるからお金に困ることはないし。センラくんが欲しいものはなんでも志麻が買うたるから、安心して一緒に暮らそうな?」



 顔が良い金持ちの男に誘拐されてから早くも2週間、俺はものの見事に懐柔されていた。
 初日こそ早急に帰らなければ、と意気込んでいたが試しに流されてみるとそれはもう快適な生活が待っていた。朝は小鳥の囀りと共に好きな時間に目を覚まし、台所に向かえば出来立ての美味しい朝ごはんが用意されている。昼まで好きなように過ごして志麻くんに呼ばれたら昼食を取る。午後は志麻くんがお仕事をしている間に広々とした家の探索をして、面白そうな物を見つけたら満足するまで遊び尽くす。こんな最高の生活を与えられて、それでもなお帰りたいと思い続けられる人間などそういないだろう。
 聞いてみたところ、俺が連れ去られたこの家は志麻くんの実家でも大学用の一人暮らしのマンションとも違う別宅らしい。俺が最初にいた鍵まみれの部屋を含め両手で足りないほどの部屋と大きな庭があり、まさにお屋敷という言葉の似合う家だ。彼は文字通り俺とは住む世界の違うお金持ちだった。
 有り余る時間と広い家の中でのびのびと過ごし、欲しいものがあれば志麻くんに頼めば翌日にはリビングに置いてあるという贅沢極まりない生活。不便なことといえばスマホではゲームしかできず外部と連絡が取れない新しいものを与えられたことと、『月崎先輩』ではなく『志麻くん』と呼ぶよう頼まれたこと、敬語をやめること、家中の監視カメラくらいのものである。

 ただこの快適な軟禁生活も二週間、もう二週間経ったのだ。健全な男子大学生が二週間も部屋からトイレから庭、どこまでも監視カメラまみれの家で二週間も過ごしているのである。美味しいご飯を食べてふかふかのベッドで寝るだけでは人間の三大欲求は満たされない。人間の三大欲求をご存知だろうか?食欲、睡眠欲、そして性欲である。とどのつまり何がいいたいのかと言うと、ナニができていないのだ。
 軟禁されている身で何をふざけたことを、と思うかもしれない。けれどこれは年頃の男子からすれば最重要事項である。そもそも俺は好奇心旺盛な方で、大学に入ってからは酒と女の子に溺れる生活を送っていたのだ。それが急に、女の子がいないのみならずプライベートな空間すらない場所で暮らすなど到底無理な話だったのだ。

_そういや志麻くん、顔さえ良ければ男でもいけるって噂聞いたな

 この噂も例によって“志麻様”のものなのでどこまでが真実かはわからない。しかし、この切羽詰まった状況で微かに見える希望なのだ、賭けてみる価値はある、というか誘拐軟禁するレベルで俺のこと好きなら頼み込めばまあまずヤらせてくれるだろう。一人でシているところを監視カメラ越しに見られるくらいならたった一人の同居人兼誘拐犯とヤった方がマシ、_当時の俺は本気でそう考えていた。



「なぁ、志麻くん」

 時刻は20時、夕食を食べ終え風呂も済ませて二人仲良くソファに並んでテレビを見ている今このタイミング。

「どしたん?センラくん」

 志麻くんは何か俺の異変に気づいた様子はない。勝負を仕掛けるなら今しかない。

「あんな?ほら、俺がここで暮らし始めてからもう二週間くらい経つやんか。ほんでちょっと困ったことというかお願いというか、あんねんけど」

「志麻にできることやったら何でもするけど…何かあったん?」

 気遣うような目でこちらを見つめてくる。本気で心配しているような素振りを見せる彼に多少の罪悪感が湧いてくるが致し方ない、俺の息子のためなのだ。というか全ての原因はこいつなわけだし。

「あのー、まぁそのなんていうか、こうも監視カメラばっかで常に見られてるとなかなかこう…できなくて。溜まるもんも溜まってくるっていうか、」

「うん?」

「えっとぉ、だからその、シたいなって、思ってて…」

「うーんと、何を?」

「…はぁ?」

 なんだこいつ、ここまで言えば何をして欲しいかなんて高校生だって察せるぞ。それともなんだ、もしかして彼は相手を恥ずかしがらせたいといった趣味の持ち主なのだろうか。
 
「いや、だから…セックス、したい、って話なんやけど…」

「…ぇ」

 俺の言葉を聞くや否や彼は顔を真っ赤にさせる。もはや単語だけで照れるような歳でもないだろうに、こちらまで照れてしまうのでやめてほしい。そもそもこんなに顔が良くてことあるごとに女の子から黄色い歓声を上げられる男が情事の誘い一つ察せないなど、こんな惨いことがあって良いのだろうか。今までどうやって事に及んでいたのだろう、もしや毎回相手から誘わせていたのか?どんなに顔がいいからって、いくらなんでもそれはとんでもない男すぎる。

「それはその、志麻とセンラくんが、って事やんな?」

「他に誰がおんねん。もしかして、誘拐までしといて俺とそういうことするんは嫌とか言わへんよな?」

「いや、ちゃうくて!あー…その、まさかセンラくんの方から誘ってきてくれるとは思ってなくて。嬉しすぎてびっくりしてもうたっていうか…ほんまにええの?」

「…ええけど?」




 誘ってみたは良いものの実際問題俺には男同士での行為に関する知識など毛ほどもなかった。事前に調べてみようかとも思ったが、スマホの履歴は全て志麻くんに把握されているので誘う前に思惑がバレるのは何か恥ずかしかったのでやめた。噂が本当であれば志麻くんがその手の知識は持っているはずだし。今だって準備があるから待っていろと言われたから待っているだけで何の準備をしているかなど微塵もわかっていない。

_でもまあ男同士やし、受け入れる側はある程度準備とか必要なんやろな

 うんうんと頷きながら部屋で一人待っていれば。

「お待たせ、こっちの準備できたからお風呂いこっか」

「俺さっきお風呂済ませたばっかやけど?」

「いや、やってほら。ナカ綺麗にせなやろ」

「あー、確かに?」

_一人じゃできないこともあるのかも知らんし、まぁそう言うこともあるんやろな。

 今にして思えば志麻くんは初めから俺に抱かれる気などさらさらなかったのだろう、でなければ上下の話し合いをする前にここで洗浄を促されることもない。つまり俺のどうやって男を抱くのかなんて疑問は杞憂でしかなかったのだ。しかしこの段階の俺はまさか自分が受け入れる側になるとは露ほども考えていなかったわけで、志麻くんのナカを綺麗にする手伝いをしてやろうと意気込んでいたのだ。なのに。

「じゃ、センラくんお尻だして」

「え?」

「え?」

「俺が脱ぐん?」

 実に間抜けな会話である。



「センラく〜ん?ぐったりしてもうてるけど大丈夫?」

「大丈夫、…」

 大変な目にあった。シャワーヘッドを外し尻の穴の中にお湯を溜めては出し溜めては出しを繰り返す…世の男たちがする度にこの壁を乗り越えているのかと思うと敬意を示したくなってくる。
 ただ男子大学生の性欲というのは恐ろしいものでいまだにシたいという欲は治まりそうにない。しかしここに至ってようやく俺の中に一つの疑念が生じ始める。

_ひょっとしてこれ、俺が受け入れる側なんか?

 先ほどの洗浄の際にももしや二人とも綺麗にする必要があるのか、とも思ったが彼は服を脱ぎすらしなかった。尻の穴の洗浄は看過できても流石にこれは見過ごせない。ことが始まる前に彼に問いたださなければ。

「あの、志麻くん?一つ質問なんやけど、俺が挿れられる側なん?」

「そのつもりやったんやけど…あれ、もしかして嫌やった?」

「嫌っていうか、まぁ…ちゃんと気持ちよくなれるんやったらどっちでも良いけど」

 そう、気持ちよくなれるのか否か、問題はそれだけである。せっかく恥を忍んで誘って、しかも本来出すための穴に男のブツ突っ込んでまでして気持ち良くなかった、など考えたくもない。あと普通に俺が挿れられる側で納得してると思ってるのが怖い。

「…っそれはもう、デロデロにしたるわ」



「まだ指一本やけど大丈夫そう?きつない?」

「きつくはない、けど異物感がやばい」

 仰向けの状態で綺麗にしたナカをぐにぐにと押し広げられるのは初めての感覚で、気持ち悪いというほどではないがどうにも慣れない。未だ違和感しかなく、快楽を拾える兆しはない。

「もうちょっと頑張ってなぁ。リラックスやで」

 言うと彼は太くてゴツゴツした指をさらに奥に進める。

「まぁ、結果的に気持ちよくなれるんやったら我慢はできるけど…ぉ"っ?!」

「お、センラくんのええとこみっけ」
「ちょ、ちょっとまって、ぅあ"、これなん、急にぃ"♡」

 おかしい。さっきまでと全く同じで指一本入れられているだけのはずなのに、先ほどまでの違和感はどこへやら。前での快感とも違う初めての感覚に体がびりびりと痺れて止まらない。

「んふふ。ここなぁ前立腺ゆうて男のGスポットとか呼ばれてるんやけど、まぁ要するに男が後ろで気持ちよくなるための場所やな」

 少年のような楽しそうな笑みを浮かべながらくにくにとしこりを攻め立ててくる。いつの間にか指も2本に増やされていたようで押すだけではなく摘んだりグリグリといじめられ少しずつ腰がそってしまう。

「あ”〜♡っふ…ん”、も、充分ほぐれたからっ、もぉええってぇ”♡」

「んーでも初めてやしもう少しほぐしときたいんよなぁ。一回出しとく?少しは楽になるやろし、前も触ったるから」

「っは?まっ、…っう"ぁ♡」

 後ろだけでも精一杯だったのに前まで容赦なく抜かれてしまってまるで耐えられそうにない。それを知ってか知らずか志麻くんはぐちゅぐちゅと手の動きを早めてくる。

「あ"っ♡ほんまにぃ♡ん"、両方はあかん、ってぇ"♡」

「大丈夫やからな、一回出して楽んなっとこなぁ」

 小さい子供を寝かしつけるかのような優しい声で、けれど情欲に塗れた激しい動きであっという間に限界まで上り詰めさせられる。

「あ"♡あ"♡やめっ、ひぎっ♡でるっ、でるっ、はぁ"ん、い"っっぐぅ"♡♡♡」

 前と後ろを同時に攻められて呆気なく達してしまった。
 
「あは、センラくん大丈夫そう?そろそろ志麻も我慢の限界なんやけど…」 

「大丈夫なわけ、っはぁ、ないやろ…!ちょ、一旦休憩してもええ?めっちゃ体力とられたわ」

 尻で快感を拾うために今まで使ったことのない筋肉や神経に負担が集中したからか、たった一発果てただけだというのにかなり疲労を感じる。

「えー、うーん。センラくんのこと第一にしてあげたい気持ちは山々なんやけど、もうかなりきついっちゅーかぁ」

 彼はもじもじとそう告げるがこちらとて肩で息をするレベルなわけで。なにも途中でやめようと言っているわけではないのだし少し待ってくれても、と思い彼に目を向ければ

「…デカすぎやない?」

 彼の股間のブツは緩いスラックスの上からでも丸わかりなほどはっきりと大きくなっていた。何か仕込んでいるのかと疑いたくなるくらいには。

「あー、えへ。センラくん見てたらちょっと大きなってもうたわ。恥ずかしいしあんまみんといて」

 顔を赤らめながら彼は照れた顔を見せる。何がえへだ、えへが似合うような顔でもないだろうが。

「ね?お願い♡」



「ふぅ”、っはぁ…」

 指と比べて何回りも大きくて太いそれはやはり指とは比較にならないくらい圧迫感もある。こちらを気遣ってゆっくりゆっくりと挿入れてくれているのだが、そのおかげで形や存在がありありとわかってしまって、先ほどの“いいところ“はまだかと期待してゆらゆらと腰が揺れてしまって恥ずかしい。

「ふふ、腰揺らしてかわええね。無意識?」

「揺らしてへん、し!」

「そーぉ?じゃあ…♡」

 志麻くんは半分くらいまで入っていたそれを抜けるギリギリまで引き抜いて、ぐちゅんっ♡と勢いよく俺の奥の奥に叩きつけてくる。

「ぉ””♡♡っぁ、はひ♡はぁ、ん”♡つよぉ”…♡♡♡」

「ん♡軽くイっちゃった?」

「あへ♡ぁ"、イった、イ"ったからっ♡ね、ん”っ♡ちゅ、ちゅーしよっ♡」

 眼前にある志麻くんの顔がどうしようもないくらいかっこよくて、あんまりにも愛しく感じてしまったものだから、思わずキスを強請ってしまう。

「っはは、ん。ええよ」 

「んん”♡ちゅっ、お”♡♡ん♡っぷは、っちゅ♡」

 志麻くんは俺のわがままを十分すぎるくらいちゃんと叶えてくれる。こんなに激しいキスは初めててで、酸欠のせいか漠然とした幸福感のせいか、だんだんと頭がぽわぽわとして心地良い快楽だけを拾っているみたいになる。

「ほんと、センラくんてかわいいね」

 一度唇を離され、とろんと蕩け切った顔に満足したのか再度口内をかき混ぜられる。それと同時に後ろのピストンも再開されてもうたまらない。

「ふぅ”♡♡んぶ、まっへ♡もっろちゅーしぇ”、んっ♡」

「わかったわかった」

 舌を吸われたり歯茎をなぞられたりして更に頭が回らなくなってきた。今までそういった行為を自ら好んで行ってきたわけでもなかったけれど、今されているこれがどうしてか好きすぎる。キスハメというやつなんだろうか、中に入っている志麻くんの形とか熱さがダイレクトに伝わってきてあんまりにも煽情的だ。

「ん”っ♡すきっ♡っふ、すき♡しぁぐ、ん”っ♡」

「ちょ、あんま煽らんといて…余裕ないから…!」

 余裕ないと言いながらも腰を止めないのだから大したものである。

「あ”♡ひっ♡まっへ♡しぁくっ♡おねが、♡い、いっしょがいぃ”♡♡」

「っはぁ、そんなかわええこと言わんでっ……」

 ピストンがだんだんと速く、奥を穿つような動きになっていく。

「っほんま、出そうやから……ちょっと激しくするで」

「っい”、はげしっ♡あ”、イっへる♡イっでるからぁ”♡♡も、ゆっぐり"っ♡」

 志麻くんは先ほどよりも早く強い勢いで打ち付けてくるものだから、ずっと中イキしているような感覚が続く。過ぎた快楽はただただきついだけなのに。

「ん♡俺も、そろそろ……」

 志麻くんはラストスパートをかけるようにピストンを激しくする。パンパンと肌のぶつかる音が激しく響く。

「あ”ぅ♡も、むりぃ”♡♡おかひ、おかひくなぅ”♡♡♡」

「おかしくなっちゃえ♡志麻がぜーんぶ面倒見たるからっ…♡」

 そう言って彼は少し角度をつけて弱いところをえぐりこんでくる。

「あぇ”っ?♡お”、やぁ”♡そご、そこや"ぁ♡」

「ええこええこ♡ほら、逃げんなって♡」

 快感が脳を焼く。脳みそがどろどろと溶けてしまってもう使い物にならなくなってしまいそうだ。 

「も”♡い、いぐ、♡あ”ぁぅ〜……♡♡♡♡♡♡」

「ん”っ」

 強すぎる絶頂にもう体はバカになってしまっているようで、志麻くんがイったのが先か、俺がイったのが先かもわからなかった。けれど腹の中には確かに志麻くんの出した温かさがあったし、俺の先からも勢いを無くしてしまった白濁がトロトロと溢れていた。



「いっぱいイけて偉いなぁ」

 よしよし、と子供をあやす様に頭を撫でてくる。敏感な体に優しく触れてくるそれに安心するような心地よい感覚に包まれてすりすりと頬を寄せる。ヘロヘロながらも意外と元気な体を起こしてさてピロートークでも、と思っていた、のに。

「じゃ、もういっかいシよ♡」

 彼は終わるどころか満面の笑みで悪魔みたいなことを抜かしてくる。

「っはぁ?!なに言うて……俺もうできひんから!」

「大丈夫やって。センラくん中高運動部やし、体力あるやろ?」

「そういう問題やなくて……」

 彼の悪魔的所業に思わず立ち上がろうと試みるが、生まれたての子鹿のような足では立つことは叶わず無様にもベッドに逆戻りする羽目になってしまう。

「まぁまぁ。一緒に気持ちよくなろや♡」

 そう言うとともにまだ元気いっぱいのソレを窄まりに押し付けてくる。

「ひっ、ぃあ”♡ね、まってほんまにもうむりやからっ、できんってぇ”♡♡」

「だぁめ♡さっきは俺がセンラくんのお願い聞いてあげたやろ?だから今度はセンラくんが俺のお願い聞く番やん」

 志麻くんはにっこりと笑みを浮かべて容赦なく奥の奥まで、勢いをつけて突き上げてくる。

「〜っ?!♡♡♡ぁ”♡♡♡」

 もう下半身の感覚がバカになってしまっていて自分がイったのかそうでないのかもわからないけれど、望み通り彼が満足するまでは与えられる快楽に溺れるしかないようだ。

「あは、かーわい♡」

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